トップクラスのCBに返り咲いたストーンズ 再出発した2年目の懸念点とは

クラブとの契約延長に成功したストーンズ photo/Getty Images

怪我での離脱が怖いか

先日のレスター戦に敗れ、黒星スタートとなった今季のマンチェスター・シティ。そこまでシーズンに関わらない試合ではあったが、敗戦というのはそこまで良いものではない。

そんなマンCのプレミア開幕戦は16日に予定されているトッテナム戦だ。ヌーノ・エスピリト・サントが新指揮官となり、補強も進んでいる。ハリー・ケインが欠場するという情報もあるが、ソン・フンミンは危険な存在であり、要注意だ。

そこで重要な存在となるのはジョン・ストーンズか。彼は昨季再ブレイクしたセンターバックの一人でイングランド代表にも復帰し、EURO2020では準優勝に輝いている。元々、得意であったビルドアップは更に磨きがかかり、対人性能も上がっている。ルベン・ディアスとストーンズのコンビは昨シーズン鉄板であった。

しかし、懸念点がないわけではない。ここ数シーズンは怪我でコンディションを落とすことが多く、復帰後もトップフォームに戻ることに時間がかかっていた。そのため、アイメリック・ラポルトやフェルナンジーニョ、現バルセロナのエリック・ガルシアにポジションを奪われており、昨季の復活がなければ、契約の切れる2022年で放出となっていただろう。現在はクラブから信頼を勝ち取り、2026年までの契約にサインしている。

より重要な存在となるには継続した活躍か。前述したようにコンディションを落とすことが多かったが、昨季はシーズンを通して高いパフォーマンスを披露していた。ディアスのようなリーダーシップのあるセンターバックとの相性が良かったこともあったが、単純に一皮むけたような印象だ。

マンCではラポルト放出の噂がたびたび上がっており、今季はディアス、ストーンズ、ネイサン・アケの3人でローテーションする可能性がある。怪我人が出なければ問題ないが、誰かが離脱すれば、控えなしの状態となるため、守備陣への不安が再燃してしまう。そうならないためにも、ストーンズには昨季のような継続した活躍を期待したい。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.292 最強ボランチは誰だ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ