敗戦となったが得られたものは大きいか グリーリッシュだけじゃないマンCの新たな戦力

パーマーはフォーデンに続くマンCのスターとなれるか photo/Getty Images

今季は黒星スタートとなった

8日に行われたコミュニティー・シールド、マンチェスター・シティ対レスター・シティの一戦。終盤までお互いに得点が奪えず、膠着した状態だったが、レスターがPKを獲得すると、ケレチ・イヘアナチョがゴールを決めて1-0でレスターの勝利となった。

ケビン・デ・ブライネやフィル・フォーデンを欠くマンCだったが、それでもレスター相手に主導権を握り、果敢に攻め込んでいた。しかし、前述した前線で力を発揮するタイプの選手の不在が響いたか、アタッキングサードではそこまで迫力を見せられなかった。それでも、先発したコール・パーマーとサミュエル・エドジーのアカデミーの選手たちは強豪レスター相手に引くことなく、自身の強みを発揮していた。

左ウイングで先発となったエドジーはドリブラータイプの選手だ。対峙するリカルド・ペレイラに苦戦気味であったが、ハーフタイムを挟んだ後半からはミスを恐れない強気な選択を見せ、ドリブルで敵陣をかく乱していた。シュートまで持ち込む場面も見られたが、カスパー・シュマイケルの守るゴールを揺らすことは出来なかった。左ウイングはポジション上、フォーデンやラヒーム・スターリング、新加入のジャック・グリーリッシュとライバルが多く、トップチームに入り込むことは難しいが、今後に期待できる選手であることには間違いない。

パーマーは左利きのインサイドハーフでレスター戦でもイルカイ・ギュンドアンと中盤でコンビを組んだ。懐の深いボール運びから展開する彼だが、対峙するのはユーリ・ティーレマンスやウィルフレッド・エンディディといった普段では体感できない圧力を掛けてくる相手であり、前を向くことに非常に苦労していた印象だ。それでも、エドジーと同様に後半からは慣れたのか深いターンから相手をかわすなど、良さを見せており、新たなインサイドハーフの戦力として頭角を現した。

このようにシーズン前での対戦であるものの、レスター相手に貴重な経験を積んだアカデミーの選手たち。パーマーに関してはトップチーム入りが明言されており、カップ戦やリーグ戦で再び彼らの活躍を見ることが出来そうだ。

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