U-24日本代表は本当に強いのか? 五輪で連勝も、2試合で見せた共通の課題

それまでの内容が良いからこそ終盤に停滞感を感じてしまう photo/Getty Images

連勝でメダル獲得へ視界良好も……

U-24日本代表は東京オリンピックでの第1戦・U-24南アフリカ代表に1-0で勝利。その勢いそのままに第2戦もU-24メキシコ代表に2-1で勝利し連勝を飾るなど、最高のスタートを切っている。

今大会で唯一の連勝となった日本。次戦のU-24フランス代表に引き分けでもグループステージ突破が決まるものの、結果次第ではグループステージ敗退の可能性もあるため、油断は許されない。

その中で浮き彫りとなっているのが、終盤の停滞感だ。南アフリカ戦とメキシコ戦に共通したことの1つとして試合終盤に猛攻を受け、流れを相手に渡してしまう点が見受けられた。2試合とも負けている相手が追い付こうと攻めてくるのは当然のことだが、そのまま劣勢になってしまい、本来出せていた自分たちの勢いを見せられなくなっているのだ。

メキシコ戦では日本の良い流れのまま2点をリードした68分、相手の選手がレッドカードを受けて退場処分となる。数的有利となり勝利は確実かと思われた矢先、セットプレイから1点を返されると、あわや同点かというピンチも迎えてしまった。

そのような劣勢時に流れを変えられる選手が現れないのは、1つの痛手だろう。この2試合、交代で入った選手たちが本来のパフォーマンスを発揮できていない印象だ。南アフリカ戦では旗手怜央と上田綺世、メキシコ戦では三笘薫といった実力者たちが投入されるも、劣勢を跳ね返しているかといえば“ノー”と言わざるを得ない。怪我からの復帰となった選手もいるが、連動性のあるプレイや持ち味を発揮した攻撃を終盤にも見せてほしい。

ただ久保建英や堂安律といった前線の選手たちが結果を残して連勝できていることは大きな収穫だ。さらに終盤の劣勢時に特に輝く谷晃生の好パフォーマンスもチームを勝利に導く大きな要因と言えよう。試合を重ねることで課題を克服してさらなるチーム力の向上につなげることができる。第3戦でも勝利を手にした上で、連勝中に出た課題にも取り組めるようになれるか注目したい。メダル獲得へ今後も若き日本は成長していくはずだ。

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