スパレッティ体制下での最重要人物? ナポリの中盤を支配できる男

2021-22シーズンのナポリにとって重要な存在となる可能性が高いデンメ photo/Getty Images

新シーズンのキーマンとなる可能性大

ルチアーノ・スパレッティ新監督を迎え、2021-22シーズンのセリエAにおける戦いへ臨むナポリ。今夏はリーグ全体で指揮官の交代が相次いでいることもあり、来季は今後の勢力図を占ううえでも重要なシーズンとなる。そのなかで、彼らはどこまでその順位を上げていくことができるか。2020-21シーズンは5位に甘んじたものの、ポテンシャルの高い彼らにも十分スクデット獲得の可能性はあるだろう。

そんなシーズンのナポリにおいて、はたしてキーマンとなるのは誰か。期待したいのは29歳の中盤戦士。MFディエゴ・デンメだ。

2020-21シーズンは負傷の影響などもあって、リーグ戦におけるスタメン出場は20試合にとどまったデンメ(全24試合出場)。フル回転とはいかなかっただけに、少し地味な存在ではあるものの、その中盤における存在感は抜群だ。彼がいるといないとで、ナポリの守備はまるっきり変わると言っても差し支えはない。

それは昨季のリーグ戦におけるデータにも表れており、このドイツ人MF不在時(1823分間)にナポリが記録た90分あたりの失点数は「1.38」。対して、彼の出場時(1597分間)はこの数字が「0.73」にまで下がる。その差は実に「0.65」。こうしたデータから見ても、ナポリ守備陣にとってデンメがいかに重要な存在かは見て取ることができるだろう。

「イングランドでは最も頭を使うMFが賞賛されると彼に言ったよ。自分より後ろのポジションに気を遣えて、危険も察知できる選手は高く評価される。それは私も同じだ。まだ改善すべき点はあるけれど、中盤を支配するという点から彼はローマで活躍した(ダビド・)ピサロのようになれると思っているよ。それだけの価値がある選手だ」(伊『Gazzetta dello Sport』より)

スパレッティ監督もデンメのことはかなり高く評価している様子。ピサロを引き合いに出したことから考えると、指揮官は守備面だけでなく攻撃面でも彼には大きな期待をかけているようだ。

2021-22シーズンにおけるナポリの運命を左右するデンメのパフォーマンス。はたして、このドイツ人MFは中盤でどれほどの輝きを放つことができるか。彼がシーズンを通してフル回転できるならば、ナポリの順位はおのずと上がってくるはずだ。

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