ムバッペに世界最高級DFも EUROで輝けなかった“5人”のスター

ムバッペは無得点で大会を去る photo/Getty Images

本来の実力はもっと上だが……

EURO2020ではデンマーク代表FWミッケル・ダムスゴーや、スウェーデン代表FWアレクサンダー・イサクなど、大会を通じて世界に名前を売った選手たちが数多く出てきた。

しかしその一方で、期待に応えきれなかったスタープレイヤーもいる。

1.ブルーノ・フェルナンデス(ポルトガル代表/MF)



例えばベスト16敗退に終わったポルトガル代表より、フェルナンデスだ。マンチェスター・ユナイテッドでは得点にアシストにと大活躍していたが、EUROでは上手く攻撃に絡めなかった。時折才能の片鱗を見せていたものの、チームとしてフェルナンデスを活かしきれなかった印象が強い。トップ下なのか、それともインサイドハーフなのか。ポルトガル代表が答えを見つけられない限り、フェルナンデスが代表でマンUと同じキレを見せることはないかもしれない。

2.キリアン・ムバッペ(フランス代表/FW)



プレッシャーが大きすぎただろうか。大会で1、2を争う注目選手だったムバッペは、結局1点も奪うことが出来ないまま大会を去ってしまった。全体的に運のなかった大会で、ベスト16のスイス代表戦ではPK戦最後のキッカーにもなった。すべてが空回りしてしまった印象で、次回大会でのリベンジに期待したい。

ブルーノ・フェルナンデスもマンUのパフォーマンスには程遠く photo/Getty Images

悔しい結果に終わったヤングスターたち

3.ブラク・ユルマズ(トルコ代表/FW)



リールをリーグ・アン制覇に導いたベテランストライカーとして大会前より注目されていたが、ユルマズに見せ場は訪れなかった。チームもグループステージ3連敗に終わり、ダークホースとの呼び声に応えることはなかった。

他にもMFハカン・チャルハノール、DFメリフ・デミラル、チャグラル・ソユンク、オザン・カバクら攻守両面で注目されているタレントがいたのだが、今大会で最も期待を裏切ったチームと言っていいかもしれない。高評価を与えられるプレイヤーはほとんどいないだろう。

4.マタイス・デ・リフト(オランダ代表/DF)



グループステージの戦いは悪くなかったのだが、デ・リフトはベスト16のチェコ代表戦で痛恨のハンドを犯してしまった。あの一発退場はオランダの運命を変えることになり、1つのプレイでデ・リフトの評価は大きく変わってしまった。

スリップしたのは不運だったが、慌てて手が出たのは若さゆえか。チームをまとめてくれるリーダーのDFフィルジル・ファン・ダイクが不在だったことも、デ・リフトにとっては痛かったかもしれない。来年のワールドカップ・カタール大会ではファン・ダイクとともにEUROでの評価を跳ね返してほしいところだ。

5.ルベン・ディアス(ポルトガル代表/DF)



ポルトガル代表からはもう1人、マンチェスター・シティで評価を大きく上げていたセンターバックのディアスにも注目したい。マンCでの活躍から現世界最高級センターバックの1人とも言われていたが、今大会ではオウンゴールを喫するなど不安定な部分も。やはりマンCとポルトガル代表ではスタイルに違いがありすぎたのか、今大会で目立っていたのは相棒のDFペペの方だ。

チームもグループステージでドイツ代表に4失点を喫して敗れるなど、前回王者としての意地を見せられなかった。ディアスは本当に現世界最高級センターバックなのか。その評価に疑問符がつく大会となったのではないか。


デ・リフトやディアス、ムバッペはまだ若いため、次のEUROがある。その次の大会だって目指せるだろう。まだ挽回の余地は残されているが、次回大会こそスターになれるのか。今大会はチームの成績も合わせ、悔しい結果となってしまった。

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