EURO後に世界のスターへ? 大会で評価を上げる“4人”の実力者たち

ブレイクするデンマーク代表のダムスゴー photo/Getty Images

スカウトの目が光っている

EURO2020のようなメジャートーナメントで一気に知名度を高め、ビッグクラブ行きを決めてしまう。そんな出世街道を歩む選手も珍しくなく、今大会でも欧州のトップクラブから注目を集める選手が多く出てきている。

1.アレクサンダー・イサク(スウェーデン/FW/21歳/レアル・ソシエダ)



センターフォワードの中では今大会No.1に近いヒットプレイヤーと言っていいかもしれない。イサクは今欧州で人気の動ける大型ストライカーであることを証明しており、パワーに加えてカウンターアタックに対応できるスピードを備えている。
2020-21シーズンにはソシエダでリーグ戦17得点を記録しており、リーガ・エスパニョーラでの実績も十分。21歳の年齢も魅力で、英『Daily Mail』によればアーセナルやレアル・マドリードが興味を示しているという。

ステップアップの時は確実に近づいており、ズラタン・イブラヒモビッチの後継者候補でもあるイサクはスウェーデンサッカー界の期待を背負っている。

2.ミッケル・ダムスゴー(デンマーク/FW/20歳/サンプドリア)



若手という点ではベスト8入りを決めているデンマーク代表のダムスゴーもブレイクを果たした。狭いエリアをダブルタッチで突破するなどアイディア溢れるドリブルが魅力で、大舞台でも恐れることなく仕掛け続けている。今大会で初めてダムスゴーを見たという人もいたかもしれないが、今ではユヴェントスやドルトムントも興味を示しているという。数年後には世界的なアタッカーに成長している可能性がある。

シュートを外して悔しがるマレン photo/Getty Images

移籍市場でも注目の存在に

3.ロビン・ゴセンス(ドイツ/DF/26歳/アタランタ)



今大会ではアタランタ組の活躍が各国で目立つが、ゴセンスもその1人だ。今やアタランタもセリエAを代表する強豪クラブと言っていいが、現在ゴセンスにはバルセロナ、インテル、チェルシーといったメガクラブが関心を寄せている。

ポルトガル戦で得点を挙げるなど、代表でも攻撃性を発揮。やや遅咲きの選手ではあるが、ようやくトップクラブが目をつけ始めたといったところか。ゴセンスにとっても世界的ブレイクを果たす特別な大会となったに違いない。

4.ドニエル・マレン(オランダ/FW/22歳/PSV)



マレンに関しては、以前からビッグクラブへのステップアップが噂されていた選手だ。大会前より知名度の高いアタッカーで、今回のEUROでは改めて能力の高さをチェックされたと言ったところか。

0-2で敗れたベスト16のチェコ戦ではGKとの1対1を外してしまう悔しいシーンがあったが、あのシーンに辿り着くまでのドリブル突破には強烈なセンスを感じさせた。アーセナルが以前から関心を示しているが、欧州5大リーグで活躍できるだけのポテンシャルは備えているはずだ。


大会後に何か動きはあるのか。メジャートーナメントは重要なスカウティングの場でもあり、新シーズンからビッグクラブでさらなる挑戦に臨む者も出てくることだろう。

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