スペインの“10番”に出番がない ベンチ続くゲームメイカーに疑問の声も

スペインの10番を背負うチアゴ photo/Getty Images

ここまでは全試合ベンチスタート

スタメン選考は監督の自由だが、時にサポーターから不満の声が出ることがある。

今のスペイン代表では、10番を背負うMFチアゴ・アルカンタラに出番がない。ここまでグループステージから4試合続けてベンチスタートとなっており、延長戦までもつれたベスト16のクロアチア代表戦では最後までチアゴに出番が回ってこなかった。

代表監督のルイス・エンリケはコケ、セルヒオ・ブスケッツ、ペドリの3人を中盤のファーストチョイスにしており、3人とも実力者なのは間違いない。しかし、120分を通してチアゴにまったく出番がないのは意外だったか。
特にスペインは後半まで3-1とリードしていたこともあり、サポーターからはチアゴを投入していれば追いつかれることなくゲームをコントロール出来たのではないかとの意見も出ている。

「3-1でチアゴをいれていれば、ゲームをマネージメントできたはず。彼なら容易にリードを守っただろう」

「なぜチアゴが先発しないのか」

「ひとまずチアゴはフレッシュな状態でリヴァプールへ戻ってくるだろう」

ペドリの台頭も大きな理由ではあるだろう。バルセロナで大ブレイクした18歳はすでにワールドクラスの領域にあり、国内でもアンドレス・イニエスタと比較されることがある。バルセロナ流の戦いを求めるならば、ペドリのようなタイプが好まれるか。

結果的に勝利したのだから問題はないが、チアゴは2019-20シーズンにバイエルンの3冠達成に大きく貢献するなど実績十分のゲームメイカーだ。先発させれば中盤の支配力はさらに上がるはずだが、この路線は継続されるのか。

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