もうアザールに復活はないのか 再起図ったEUROでも怪我に泣かされる悲劇

アザールにとっては評価再浮上をかけて臨んだEUROだったが…… photo/Getty Images

ポルトガル戦で右太腿を負傷

レアル・マドリードでの苦しい時間を一旦忘れ、EURO2020での戦いに身を投じていたベルギー代表FWエデン・アザール。スペインで下落してしまった評価を再浮上させるためにも、今大会は彼にとって非常に重要なコンペティションだったといえる。しかし、そんな悩める男をまた悲劇が襲った。

日本時間27日深夜に行われた決勝トーナメント1回戦のポルトガル代表戦にて、グループステージ第3節フィンランド代表戦に続き先発出場を飾ったアザール。この試合ではところどころで効果的なプレイを披露し、徐々にコンディションが上がってきている印象もあった。

だが、試合終盤の85分にこの男はまたも怪我を負うことに。ベルギーが1点をリードしていたなか、彼は自陣からカウンターに転じようとスプリントした際にハムストリングを負傷。その後数分間にわたって自らの足で歩行はできていたものの、87分に無念の負傷交代となってしまった。

試合後、そのアザールの状態に関してロベルト・マルティネス監督は「詳細を知るために48時間必要だ。筋肉面に問題があるので明日検査を行う予定」と説明。イタリア代表と相見える準々決勝(日本時間7月2日深夜)は欠場することが濃厚となっている。今大会で勢いに乗るアッズーリとの試合は復活を印象づける絶好のチャンスとなることも予想されただけに、この離脱はチームにとってもアザールにとっても痛すぎるといえるだろう。

そんな、あまりにも“持っていない”アザール。2020-21シーズン、同選手はレアルでもことごとく重要なゲームでのアピールチャンスを怪我でフイにしている。とはいえ、そうなってしまった原因は本人のコンディション管理にもあるのだろうか。レアル移籍以降にはオーバーウェイト問題もたびたび噴出しただけに、90分間走り切るだけの身体が仕上がっていなかったという可能性も考えずにはいられない。

復活を期待しているファンは多いはずだが、ここ数年でかつてのような“頼れる存在”というイメージはすっかり消え去ってしまった悩めるアタッカー。はたして、アザールが重要な一戦で輝く姿はもう二度と見ることができないのだろうか。再起を図る男の運命やいかに。

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