5試合で10失点 エリック・ガルシアが抱える守備での問題点

今後への期待が大きいが photo/Getty Images

今後の成長に期待だ

EURO2020では決勝トーナメントへ駒を進めたスペイン代表。しかし、順調に勝ち進んだわけではなく、試合内容から選手や監督に対する批判も少なくない。その中で行われたクロアチア戦は延長戦に持ち込まれるも、勝ち越しに成功し、5-3で勝利を収めた。打ち合いとなったものの、終盤には選手層の厚さを見せ、ベスト8行きを決めた。

スペインにとっては大変喜ばしい結果に終わったが、センターバックで出場したエリック・ガルシアのプレイには疑問が残った。今季は所属クラブであるマンチェスター・シティでは出場機会を得られなかったものの、代表には選出されている。EUROではグループステージのスロバキア戦とクロアチア戦でピッチに立っている。

確かに彼の足元でボールを扱う技術は優れており、組み立てで良さを見せている。スタートからピッチに立った前述した2試合ではパス成功率が96%と高い数字を残しており、ビルドアップ時では素晴らしい数字を残している。

しかし、守備者として相手と対峙する場合はどうだろうか。クロアチア戦では失点に絡むことはなかったが、24分に見られたようなボックス内での深いタックルは見ていて怖い。今回は幸いファウルを取られなかったが、レフェリーが違っていれば結果も変わっていた可能性がある。他にも被カウンター時や空中戦での対応と肝を冷やす場面が散見されている。また、タックル成功数は1回と少なく、同じディフェンスラインのセサル・アスピリクエタは3回と違いを見せている。

更にガルシアが出場した直近5試合で喫した失点は10と多い。すべてにガルシアが関与しているわけではないが、守備の中心であるセンターバックでの実力不足を露呈しているのだ。

まだ、20歳と若いガルシアだが、今後はビルドアップではなく、守備者としての成長に期待したい(データは『WhoScored.com』より)。

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