これが仏の絶対的エースである理由 “29.9km”も走るグリーズマンの貢献度

C・ロナウドと競り合うグリーズマン photo/Getty Images

守備でもハードワークしてくれる存在

バルセロナでのパフォーマンスは批判を浴びることもあるが、フランス代表にとってFWアントワーヌ・グリーズマンは特別な存在だ。

現在行われているEURO2020でも1得点を挙げているが、グリーズマンの貢献は攻撃面だけではない。守備でもハードワークしてくれる選手なのだ。

スペイン『Mundo Deportivo』のデータでは、グリーズマンはFWながらEURO2020で29.9kmもの走行距離を記録しており、フランス代表でこれを上回るのはMFエンゴロ・カンテ(32.1km)ただ1人。
同じFWではポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキの走行距離が20.7kmとなっているため、いかにグリーズマンがハードワークしているかが分かってくる。

フランスはグループステージで死のF組に入っていたが、グリーズマンは果敢にタックルを仕掛けるなど守備でも体を張っていた。このあたりはアトレティコ・マドリードでディエゴ・シメオネの指導を受けてきた影響が出ているのかもしれない。

実際に今大会でもグリーズマンは10回のボールリカバリーを記録しており、これはチームの同じFWキリアン・ムバッペとカリム・ベンゼマの数字を上回る(ともに2回)。

ここまでフランスは優勝候補と言われながら、攻撃陣は爆発していない。やや渋い戦いと言っていいだろう。

しかし、簡単に崩れないのはグリーズマンらアタッカーも攻守に走っているからだ。決勝トーナメントでも苦しい場面があるはずだが、グリーズマンはそうした場面でもチームのために体を張ってくれることだろう。

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