逆襲のデンマークはダークホースになる ついに爆発した攻守のタレントたち

土壇場でグループ通過を決めたデンマーク photo/Getty Images

ベスト16でもウェールズに勝てる

グループステージの結果は1勝2敗だったが、EURO2020グループBで2位に入ったのはデンマーク代表だった。

デンマークは2連敗とかなり苦しいスタートだったが、最終戦のロシア戦では4-1と攻撃陣が爆発。最後の最後にフィンランドとロシアを抜き、2位で決勝トーナメント進出を決めることになった。

デンマークがメジャートーナメント(ワールドカップ・EURO)で1試合4得点以上を挙げるのは、1998年のワールドカップ・フランス大会ベスト16のナイジェリア戦以来のこと。

当時はミカエル・ラウドルップやピーター・シュマイケル、若いマルティン・ヨルゲンセンらを軸にベスト8へ入り、ベスト8でもブラジル代表相手に2-3と食らいつくなど大会を盛り上げる存在だった。

今大会は初戦でMFクリスティアン・エリクセンに辛いアクシデントが起きてしまったが、戦力は大会前より高い評価を受けていた。ベスト16進出は決してサプライズではない。

バルセロナでラッキーボーイ的側面も見せた快速FWマルティン・ブライスバイト、ライプツィヒで活躍する長身FWユスフ・ポウルセン、何度も積極的な仕掛けを見せている左WBのヨアキム・メーレ、そして今大会ここまでオープンプレイから出場選手中最多となる9つのチャンスを演出しているトッテナム所属MFピエール・エミール・ホイビュルクも攻撃にアクセントを加えている。

守備はレスター・シティ不動の守護神であり、ピーター・シュマイケルの息子であるカスパー・シュマイケルが君臨し、センターバックもサウサンプトン所属の巨人DFヤニック・ヴェステルゴー、ミランで充実のシーズンを過ごしたシモン・ケアー、チェルシー所属のアンドレアス・クリステンセンなどタレントが揃っている。

ベスト16の相手はウェールズ代表だが、タレント的にはデンマークが上と言っていい。グループステージで2敗は喫したが、デンマークにはベスト8へ勝ち上がるだけの力があるはず。ダークホースの一角と言ってもいいだろう。

EUROでは1992年大会で優勝、2004年大会ではベスト8の成績を残しているが、それ以降は1度も決勝トーナメントに進めていなかった。今回はタレントもかなり揃っている印象だが、決勝トーナメントでも力を発揮できるのか。強敵相手にもサプライズを起こせるチームなのは間違いない。

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