なぜワイナルドゥムはPSGを選んだのか 金銭面だけじゃないバルサを上回った点

リヴァプール時代はバルサ戦で2ゴール photo/Getty Images

来季はPSGへ加入するワイナルドゥム

パリ・サンジェルマンはリヴァプールを退団したジョルジニオ・ワイナルドゥムの獲得を発表。バルセロナへの移籍が決定的と報じられたMFがまさかのフランス移籍となった。

そんなワイナルドゥムだが、今シーズン中からバルセロナと交渉を続けていた。バルセロナ以外にバイエルンなども候補に挙がっていたが、金銭面でまとまらずに破談。バルセロナ移籍が既定路線かと思われていた矢先、PSGが交渉をまとめて契約に至った。

なぜバルセロナとの交渉を長く続けていたワイナルドゥムが、すぐにPSG移籍を決めたのか。それは交渉のスピード感にあったのだろう。もともとはリヴァプールへの残留を望んでいたものの、リヴァプールと金銭面で折り合わず契約は更新されなかった。バルサは多額の負債を抱えながらも、クーマン監督が望むプレミアリーグでも指折りのMFをフリーで獲得するため、ワイナルドゥムとの年俸の交渉を根気よく続けていた。

しかしワイナルドゥムが移籍を決めたのは、バルサの提示額の2倍で交渉したPSGだった。英紙『Daily Mail』でもPSG移籍の理由として、PSGが決定を下すのに迅速だった点を挙げており、バルセロナは交渉に時間がかかりすぎたと話している。

仕事においてスピード感や迅速な対応は重要な点である。バルセロナに金銭面でもスピード感でも不満を抱いていたワイナルドゥム。迅速に交渉をまとめたPSGは、仕事の面においてもバルサよりも一枚上手だったようだ。

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