低迷するバレンシアが求めるは元Jリーガー? ブラジル人DF獲得で守備安定化へ

昨夏まで浦和でプレイしたマウリシオ photo/Getty Images

昨年夏まで浦和に所属したブラジル人DF

今季はリーガ・エスパニョーラで13位に終わったバレンシア。2年前は4位でフィニッシュしコパ・デル・レイのタイトルを獲得するも、ここ2年間はリーガで中位に終わっている。

ここ2年間のバレンシアはどちらも失点は「53」を記録。4位となった2018-19シーズンの失点数は35であり、守備での改善が求められるだろう。

そんなバレンシアに獲得の噂として上がっているのが、日本でもプレイしたブラジル人。現在、ポルティモネンセに所属するマウリシオだ。彼は2019年夏まで浦和レッズに在籍。今もなお、浦和からポルティモネンセへレンタル移籍という形となっており、保有権は浦和が持っている。
素早いインターセプトと精度の高いロングボールが蹴れるマウリシオ。2017年にプリメイラリーガのマリティモから浦和に加入した。浦和では通算63試合3ゴールを記録。昨季のプリメイラリーガでも33試合に出場し1得点を記録しており、申し分ない成績を残す。

そのマウリシオに対してスペインの古豪が目をつけているようだ。守備の安定化を求めるバレンシアは、ディフェンスリーダーのガブリエウ・パウリスタの相棒として同じブラジル人DFのマウリシオを獲得もあり得るだろう。カバーリングや競り合いも強いため、強固なCB陣を築けるはずだ。長くポルトガルでプレイしているため、スペインサッカーにも馴染むことは難しくない。

ポルトガル紙『O Jogo』では、すでにポルティモネンセと浦和レッズの間でマウリシオと、同じくレンタル移籍中のファブリシオの両選手の残留交渉が始まっている模様。さらに『Diario de Transferencias』のSNSがバレンシアが関心を示し、来週には代理人と交渉すると伝えており、SNS上で噂になっている。もともとマウリシオが浦和で付けていた背番号2番は、加入が決定した酒井宏樹がつけることとなり放出は決定的だろう。

浦和でも主力として数年活躍したマウリシオ。ポルトガルへ移籍後も試合に出続けているDFのバレンシア移籍は実現するのだろうか。来季はリオネル・メッシと対戦するマウリシオが見られるかもしれない。

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