ついに“スタム級”の守備者が出てきた マンCの番人が狙えるプレミア最高DFの座

今季マンCで圧倒的な存在感を放ったR・ディアス photo/Getty Images

その存在感はレジェンド級?

“センセーショナル”。シーズン開幕直後に颯爽とマンチェスターに降り立った守備者は、今季まさにこの言葉が似合う大活躍を披露した。その守備者とは、もちろん最終ラインの要としてチームのプレミアリーグ制覇に貢献したポルトガル代表DFルベン・ディアス(24)のことである。

冷静に戦局を見極めながら最良のプレイ選択をする判断力、チームのビルドアップを円滑に進めるためのパス精度、そしてチームをまとめ上げるリーダーシップ……。どれを取っても非常に高水準なものを見せてくれた2020-21シーズンのR・ディアス。その貢献度は計り知れなかったと言っていい。その評価はうなぎ登りだ。

そんなR・ディアスは、昨今リヴァプールに所属するオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクと比較されることも増えた。どちらもシーズンMVP級の活躍を披露した守備者とあって、周囲が比べたがるのも無理はないだろう。先日はリヴァプールOBのジェイミー・キャラガー氏も「たった1シーズンでファン・ダイクに並んだ」とその活躍ぶりを絶賛しており、議論は白熱している。

しかし、そういったなかでR・ディアスの比較対象となるのは何も現役の選手だけにとどまらないのか。英『talkSPORT』の解説員を務めるトニー・カスカリーノ氏は、この24歳の実力をプレミア歴代最高級DFと呼ばれることも多いヤープ・スタムに匹敵するほどと評価する。

「ディアスは素晴らしいシーズンを過ごした。それに議論の余地はない。その実力もさることながら、シーズンを大きなトラブルなく終えたのも評価できる点だよ。彼の安定感はずば抜けていた。そういった点で、彼は私にヤープ・スタムを思い出させた。ユナイテッドにいた頃の彼は、まさに最高のDFだった。スタムを超えるDFはそう簡単に出てこないと思っていたが、もしかするとディアスはそうなることができるかもしれない。なにか、プレイスタイルからも同じ匂いを感じるよ。もちろん、万全の状態であればファン・ダイクもね。彼らは本当によくプレイしているよ」

圧倒的な身体能力で相手アタッカーを撃退していた印象も強いスタムだが、彼は守備者としてのインテリジェンスにも優れていた。カスカリーノがこの2人に重ね合わせたのは、おそらくそういった部分か。CBとして最も重要ともいえる資質。R・ディアスはその能力でプレミア歴代最高クラスのものを備えているのかもしれない。

依然として、各方面から今季のパフォーマンスに対する称賛が止む気配のないR・ディアス。まだ24歳という点も、彼の高評価を加速させている要因のひとつだろう。はたして、このポルトガル代表DFはこれからのキャリアでどれほど偉大なCBになっていくのだろうか。マンCの最終ラインを支える番人の奮闘からは今後も目が離せない。

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