槙野にも競り勝ったエアバトラー グランパスの前線を強さでけん引する山﨑凌吾

名古屋の前線からのポイントとなる(写真はイメージ) photo/Getty Images

空中戦では浦和相手に7度勝利する

名古屋グランパスは浦和レッズと対戦し、スコアレスドローで終了した。名古屋の最前線を務めた山﨑凌吾は、持ち味を活かして攻撃をけん引。マッシモ・フィッカデンティ監督のスタイルにおいて重要なピースとなっている。

山﨑はこの試合で1トップでスタメン出場。浦和の強固なCB陣に対して競り合いに勝ち続け、自らのボールへとつなげていく。日本代表経験のある槙野智章や岩波拓也に対し、武器である187cmの長身を活かして空中戦で勝利した。17分にはGKと1対1になるチャンスをつくるなど、名古屋のチャンスにも絡んだ。

そんな山﨑はこの試合で空中戦勝利回数が9回中7回と大きく勝ち越す。ロングボールに競り勝つことで、マイボールへとつなげるチャンスを増やし、CBに勝つことで相手を押し上げるタイミングを遅らせるなどメリットはたくさんある。相手のポゼッション時にも前線から積極的にプレッシングを行うなど攻守においてチームに貢献している(データは『SofaScore』より)。
ただゴールネットを揺らすまではいかなかった山﨑。決定機はあったが、ゴールまでは奪えなかった。今季は19試合に出場して3ゴールは物足りないところだ。山﨑のゴールが増えることで首位の川崎フロンターレとの差も詰まっていくだろう。3試合無得点のチームで彼のゴールに大きな期待がかかる。

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