ポグバは“ロケットパス”をもっとアピールせよ 「何か一つを磨いてみるのも……」

抜群のロングパス精度を誇るポグバ photo/Getty Images

評価されにくいのは武器がわかりづらいから?

マンチェスター・ユナイテッドに所属するフランス代表MFポール・ポグバの才能は、かねてより各方面から高く評価されてきた。マンUがプレミアリーグでトップ4入りできない苦しい時期も、中盤を支え続けた同選手。その実力に疑いの余地はない。

しかし、彼が世界トップクラスの選手かと言われれば、意見は分かれるかもしれない。素晴らしい技術を持ったMFであることは間違いないものの、彼をワールドクラスとするかは大いに議論が巻き起こる可能性が高い。

はたして、それは一体なぜか。好不調時の波が激しいイメージのせいもあるだろうが、クラブOBのオーウェン・ハーグリーブス氏が指摘するのは別の部分だ。

「ポグバは世界で最も注目されている選手の一人だ。彼の才能には私も驚かされたよ。だけど、彼はほかの選手と比べると、なかなかに評価されづらいプレイヤーだ。ブルーノ・フェルナンデスは試合全体でユナイテッドに一定の得点数を保証する存在だし、エンゴロ・カンテはおそらく世界で最も優れた守備者だ。そして、ケビン・デ・ブライネは世界最高のパサー。ハリー・ケインは素晴らしいゴールスコアラーという特色を持っている。ポールはすべてを行うことができるけど、彼らのようなマスターではない。ほかの選手よりも器用だけど、それが評価されづらい理由なのかもしれない。もしワールドクラスと評価されたいのなら、何か一つを磨いてみるのも悪くないかもしない」(英『Daily Mirror』より)

全てのプレイをハイレベルにこなすことはできるが、そのどれもが世界最高レベルには至っていない。それこそポグバが評価されづらい最大の要因とハーグリーブス氏は主張する。マルチロールな男だが、それが仇となってしまっている。たしかに、そう考えることも可能かだろう。

そうなれば、ポグバがこれからアピールしていきたい能力はなにか。やはり、ピッチ上のどこからでも供給できる高精度のロングパスというのは彼の持ち味だろう。「それが通るのか」。彼のロングパスを見て、誰もが一度はそう思ったことがあるはず。このロケットパスを常時発射することができれば、おのずとこのプレイのクオリティが唯一無二のものであるという認識は広まっていくことだろう。

素晴らしい才能を持ち合わせるも、それがなかなか評価に結びついていなかったポグバ。しかし、得意なプレイを前面に押し出せば、今後は周囲の目も変わってくるかもしれない。

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