ディフェンスリーダー不在が響いたレスター エヴァンズの代わりを務めるのはあの男?

今後に期待が掛かるソユンク photo/Getty Images

今後に期待が掛かるソユンク

「ミラクルレスター」以来のCL出場を目指すレスター・シティだが今季もあと一歩手が届かないかも知れない。現在はチェルシー、レスター、リヴァプールの3チームで出場権を争っており、18日にはレスター対チェルシーの直接対決が行われ、チェルシーの勝利となった。この敗戦により、レスターのCL出場は同勝点で並んだリヴァプール次第となってしまった。なぜ、こうなってしまったのか。サウサンプトン、ニューカッスルのいわゆる格下との対戦で逃した勝ち点が大きく響いている。特にニューカッスル戦では4失点と守備が崩壊しており、ディフェンスリーダーを務めるジョニー・エヴァンズの不在が大きく影響していると言える。

精神的支柱の不在からチームが崩れることは良くことだが、今回の離脱が与えた影響は大きく次のディフェンスリーダーを探すべきだろう。そこで期待したいのがチャグラル・ソユンクだ。

母国であるトルコでキャリアを始めたソユンクはドイツのフライブルクに移籍。その後、マンチェスター・ユナイテッドに加わったハリー・マグワイアの後釜として2018年にチームに加入している。今季は負傷の影響もあり、離脱する時期もあったがその後は出場を続けている。

そんなソユンクの強みは出足の早いタックルと安定した足元の技術だろう。黒星とはなったが、チェルシー戦ではチームで2番目の4つのタックル成功数を記録しており、空中戦でもチーム最多の8回の勝利数を叩き出している。実際この試合では2失点となったが、どちらもミス絡みとなっており、その他ははじき返していた。

また、エヴァンズの代わりに3バックのセンターでの出番となったウェズレイ・フォファナのパフォーマンス低下もソユンクをリーダーに挙げる一つの要因だ。加入初年度にも関わらず安定したプレイを見せていたフォファナだが、ここ数試合ではミスが目立っており、この試合ではPKを献上してしまっている。

若い選手が最終ラインを務めることが多く、シーズン終盤でエヴァンズへの依存が露呈したレスター。優秀な人材は揃っているだけに、ソユンクをディフェンスリーダーに据え来季を戦って欲しい(データは『WhoScored.com』より)。

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