“死の組”突破はミュラーの出来次第? イマイチ破壊力の無いドイツを動かす潤滑油

代表復帰となったミュラー photo/Getty Images

久しぶりの代表復帰となったミュラー

2020-21シーズンも佳境となっており、各国リーグでは残りの試合数が少なくなってきた。月末にはCL、ELのファイナルが行われることになっており、今季もラストスパートに差し掛かっているが、今年はシーズン終了後にEURO2020の開催が予定されている。すでに代表メンバーが発表されている国も多く、1996年以来の優勝を目指すドイツ代表の選手発表も行われた。先日行われたワールドカップ欧州予選で招集されたメンバーが中心を占めるがサプライズとなったのはマッツ・フンメルスとトーマス・ミュラーの2人だろう。

2019年に代表監督を務めるヨアヒム・レーヴは、世代交代を理由に前述した2名とバイエルン・ミュンヘン所属のジェローム・ボアテングの計3名を今後招集しないことを発表しており、何か監督と選手でわだかまりがあってもおかしくないだろう。大舞台を前にしてチームに軋轢が生まれることは避けたいが、得点力に悩むドイツ代表にミュラーの復帰は非常に大きいと言える。

今のドイツ代表は相手によってスタイルは変更するが基本的に[4-3-3]を使用している。9番の位置に入る選手はチェルシー所属のティモ・ヴェルナーかバイエルンのセルジュ・ニャブリとなっているが、欧州予選の3試合ではニャブリが1点しか取れておらず、北マケドニア代表には黒星を喫している。

ここでミュラーに求められることはストライカーとして点を取りつつ、動き出しやポジショニングでチームをサポートする前線でのオールマイティな働きだろう。所属クラブではロベルト・レヴァンドフスキにアシストしながら、自身はチーム2番目の点取り屋として活躍している。代表にはポーランド代表FW級の選手はいないが、イルカイ・ギュンドアンといった得点力に秀でた選手もいるため彼らとの共存を期待したい。

グループ分けは既に発表済みでポルトガル、フランス、ハンガリーと同組だ。強豪国がひしめき合ういわゆる死の組となっており、代表復帰のベテラン勢に掛かる期待は大きいだろう。

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