[MIXゾーン]川崎を連覇へ導く“スーパーマン”に 日本代表級CBを難なくいなしたダミアン

今季、ゴールとアシストを量産するレアンドロ・ダミアン photo/スクリーンショット

14試合に出場して10G7A

川崎フロンターレは8日、明治安田生命J1リーグ第13節でガンバ大阪と対戦。敵地での戦いではあったが、終始試合の主導権を握ると、前後半に1点ずつ奪い、2-0の勝利を収めた。この結果、開幕戦からの無敗記録を「15」まで伸ばし(13勝2分、勝ち点「41」)、連覇へ向けて首位を独走している。

ここまで8試合で5失点と堅守を誇るG大阪を相手にも、J屈指の強さを誇る攻撃陣が躍動した川崎。過密日程による疲労の影響もあってか、チームの目標とする3得点とはならなかったが、リーグ戦で今季11度目となる複数得点を記録した。そんな中でも特に存在感を放っていた選手のひとりのが、元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアンではないか。

この日も川崎のワントップを任されたダミアン。マッチアップすることになった日本代表クラスのツーセンターバック、DF昌子源とDF三浦弦太を背負ってプレイしたり、抑えたり、いなしたりするのは決して簡単なことではないだろう。しかし、ダミアンを見ていると、それらを難なくやってのけていたように思う。さすがセレソン経験者といったところか。空中戦の強さや華麗なポストプレイは、この試合も遺憾無く発揮されており、攻撃の起点となっていたのだ。

そして、41分には長谷川竜也のドリブル突破のこぼれ球から貴重な先制点をゲット。ダミアンは目に見える結果も残しており、今季のゴール数を早くも二桁に乗せた。4月のJ1月間MVPにも選ばれていたが、ここまで14試合に出場して10ゴール7アシストと、チームに欠かせない存在となっている。また、今季はネガティブトランジションに対する意識をさらに高め、相手陣内での素早いボール奪回も強みとする現在の川崎において、もはや言うまでもないかもしれない。最前線で汗水垂らし、積極的なボールチェイスを行うダミアンは、守備面でもチームにとって大きな力となっている。G大阪戦でもそういった姿を幾度となく目にすることができた。そんなダミアンが試合後にG大阪戦を振り返ってくれた。

ーー今日の勝利について


「この準備期間の中で、しっかりと相手の特長というものを分析することができたと思います。その中で、前からプレスをかけるというところもしっかりとできていました。自分たちのサッカー、スタイルでボールをしっかり動かして、ゴールをすることができたと思います」

「(攻撃のポイントは)まずは落ち着いて、いつも通りにプレイするというところが一つ鍵になったんじゃないかなと思います。また、攻撃しながらもしっかり後ろが準備をして、セカンドボールを取って、すぐにまた攻撃を仕掛ける。そこが今日のポイントになったんじゃないかなと思います」

ーー負荷のかかる2位・名古屋との2連戦を経て迎えた今日のG大阪戦。難しい状況の中、どのような準備を進めてきたのか


「もちろん、名古屋さんとの2連戦は、順位が近い位置で重要な試合ではありました。ただ、自分たちはいつも1戦1戦考えて、どの試合にも集中力を高めて入っています。それがこの順位にいる要因なんじゃないかなと思います。今言った通り、この試合にも同じように集中力を高めてゲームに挑むことができましたので、それが今日の結果にもつながったと思っています」

ーー得点シーンを振り返って


「タツヤ(長谷川竜也)は特長をしっかり活かして、積極的にドリブルで仕掛けてくれました。多分、相手のDFの足に当たって自分のところにボールが転がってきたんだと思いますけど、あとは本当に落ち着いてボールを流し込むだけのシーンでしたね」

ーー拳を天に突き上げるポーズを決めたゴールパフォーマンスの意味とは?


「あのゴールパフォーマンスは、自分の息子に対してのパフォーマンスで、スーパーマンのコピーです。しっかりと服を破って上へ飛んでいく。正直、なかなかスーパーマンのように上に飛んでいくことはできませんでしたけど、それに似たようなポーズは取れたんじゃないかなと思います」

ーー今日はキャプテンマークを巻いてプレイしていました。どういう思いで試合へ臨んだのか


「実際はショウゴ(谷口彰悟)のキャプテンマークではあるんですけど……。今日はベンチスタートということで、自分が代わりにキャプテンマークを巻かせてもらうことになりました。キャプテンマークを巻くことに関しては、やっぱり嬉しく思います。ただ、自分の役割としては、まず第一にショウゴのサポートをするというところだと思っています」

ーーハーフタイムなどにキャプテンとして何か声がけはしたのか


「そこに関しては、キャプテンという立場からというよりはいつも通り、チームメートにうるさく叱咤激励をしました。日頃からみんなもわかってくれていますし、キャプテンの役割というよりはいつも通り、今まで通り自分の役割をしっかり果たして、試合前や試合中に鼓舞する声をかけていました」

“元セレソン”という偉大な肩書を持ちながらも、決しておごらない謙虚さやチームを第一に考える献身性、人柄の良さに溢れるダミアン。これがチームメイトやファンから愛される理由だろう。その結果、もちろんここまでの素晴らしい数字もそうだが、メンタル面なども含めて、自身の息子だけではなくフロンターレにとっても心強い“スーパーマン”となっている。ヒーローのとしてチームを連覇へ導けるか。

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