ジダンを支えるは“不動の3枚” 中盤の支配者たちがチェルシー撃破に導くか

クロースやモドリッチの存在感はいまだに絶大 photo/Getty Images

ラモス、メンディらが負傷離脱中

チャンピオンズリーグは現地時間4月27日に準決勝1stレグのレアル・マドリード対チェルシーの試合が行われる。

ジダン率いるレアルはグループステージでは苦戦を強いられながらもなんとか1位で突破。故障者が続出する苦しい台所事情のなかでもラウンド16ではイタリアの難敵アタランタを、準々決勝ではユルゲン・クロップ率いるリヴァプールを下し、2017-18シーズン以来となる優勝も視界に入ってきた。

トーマス・トゥヘルが率いるチェルシー相手に戦う準決勝の1stレグでは、セルヒオ・ラモス、フェルランド・メンディといった中心選手たちを負傷で欠くこととなる。ダニエル・カルバハル、エデン・アザールが復帰しているのは好材料だが、彼らも故障明けでありコンディションの面で不安があるのは否めない。

そんななかでカギを握るのは中盤の選手たち。カゼミロ、ルカ・モドリッチにくわえてここ数試合を欠場していたトニ・クロースが復帰。“不動の3枚”で形成されるレアルのMFは、守備時のプレッシングや相手のマークを剥がすプレス回避力、足元の技術を活かした組み立てなど、長年築き上げてきた連携を活かした老獪なプレイが持ち味である。

エンゴロ・カンテやジョルジーニョを擁するチェルシーも、トゥヘルが就任以降はMF2枚の相手マークを剥がす動きやパス出しが特長のひとつとなっている。彼らと対峙することが予想されるモドリッチやクロース、後方からそれを支えるカゼミロがその持ち味を消し、中盤をいかに支配できるかが試合の流れを左右するだろう。

前線には不動のエースであるカリム・ベンゼマやCLの決勝トーナメントで頭角を表してきたヴィニシウス・ジュニオールという違いを生み出せるタレントがいる。中盤を制圧した上で、堅守を誇るチェルシー相手に少ないチャンスをものにしての勝利というイメージが、指揮官であるジダンの頭のなかにはあるはずだ。

ラモスやメンディといった守備のタレントを欠くなかで決勝に進むためには、中盤3人がいかに試合をコントロールしてチェルシーに流れを与えないかにかかっている。策士であるトゥヘルがレアルのMF陣を抑える術をどのように用意してくるかも、試合の行方を左右する一つのポイントとなるだろう。

今季監督交代後に復調をみせ、大会のダークホースと呼べるチェルシーと相対するレアル。CL決勝進出に向けて、ジダン率いるチームを支える経験豊富な中盤の支配者たちがみせる勝負どころでの働きに注目だ。

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