東京五輪ではメキシコ代表のライネスに要注意 “俊敏&冷静”なレフティーモンスター

ベティスで出場機会を得ているライネス photo/Getty Images

ベティスで出場機会を得ているライネス

今夏に開催予定の東京オリンピック。新型コロナウイルスの影響もあり、一年先送りにされたこの大会だが、各競技の日程も決まり始めている。サッカーもグループ予選のグループ分けが行われ、日本代表は南アフリカ、メキシコ、フランスと戦うことが発表されている。先日のアルゼンチン代表との一戦では久保建英や三笘薫といったタレントが躍動し、今大会での活躍が期待されている。

同グループのメキシコやフランスは強豪国であり、日本代表の決勝トーナメント行きへの障壁になるのは間違いないだろう。その中でも、メキシコ代表のディエゴ・ライネスには要注意だ。

メキシコのクラブアメリカでキャリアをスタートさせたライネスは2019年にスペインの名門レアル・ベティスに移籍。加入初年度こそ出場機会が得られなかったが、今季は途中出場が多いもののここまで17試合に出場している。

24日に行われたレアル・マドリードとの上位対決では右サイドハーフで先発を果たしたライネス。持ち前のキレのあるドリブルで相手をかわして何度も好機を演出するなどベティスの攻撃陣を牽引していた。ライネスがレフティーであり、カットインや縦に突破してクロスと選択肢が豊富な選手で強豪レアルの守備陣にも十分に通用していた。

また、後半72分に見せた鋭いターンから味方へのパスは素晴らしく、ドリブルで相手をかわす俊敏性と冷静に攻撃の一手を探す冷静さが見られたプレイであった。終盤で交代となりベンチに下がってしまったが、相手目線で言えば非常に驚異的な存在であったと言える。

年齢はまだ20歳と若くこれから成長が見込める選手であり、東京の舞台で活躍するライネスに注目したい。

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