ニューカッスル戦で露呈した決定機逸 絶不調のマネは闇から抜け出せるか

決定機を逃し続け点が取れなかった photo/Getty Images

前節リーグ10試合ぶりに得点も

プレミアリーグ第33節が行われ、リヴァプールはニューカッスルと対戦。試合開始早々に先制するものの、追加点は奪えずにロスタイムを迎えると、ジョー・ウィロックに決められて1-1で試合が終了した。

幾度となくチャンスをつくったリヴァプールだったが、結局ゴールネットを揺らしたのは1度のみ。22本のシュートを放ちながら、1得点しか奪えず。枠内シュートも9本とチャンスはあったものの、結局勝ち点は1しか積み上げられなかった。

そんなリヴァプール攻撃陣の中でもっとも波に乗れていないのが、サディオ・マネだ。ここ2年でプレミアでは40ゴールを決めている2シーズン前の得点王だが、今季はいまだ8得点と二桁ゴールすら奪えていない。前節のゴールで息を吹き返したようにも思えたが、今季の絶不調さが目に見えてしまうパフォーマンスがこの試合で見られた。

1点を先制した39分、モハメド・サラーが右サイドから抜け出してキーパーと1対1の格好となる。そんなサラーは左で完全にフリーでいたマネへパスを選択。ボールを受けたマネはトラップし、切り返してからシュートを打とうとするものの、GKに止められてしまった。

昨年までのマネなら簡単に決めていただろう。しかし、得点が取れない迷いが生じたのか、ボールを持ちすぎてしまい防がれてしまった。今季は決定機でのミスが「15」と非常に多くゴールになり得る形でマネが外してしまうシーンもよく見かける。

リヴァプールを代表する強烈な3トップだが、サラーの20得点と比べマネは8得点にロベルト・フィルミーノは6得点となっている。今季はCB陣の離脱によりFWも守備の負担が大きくなることで、攻撃の機会も減っていった。しかし、今節のような絶好機も決められないと結果的にドローで終了してしまうというのがこの2試合だった。マネの不調はどこまで続くのか。抜け出さない限り、リヴァプールのUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得は厳しいだろう(データは『SofaScore』より)。

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