面白いように躍動した後半45分 やっぱり森重はセンターバックだ

中盤での起用が増えている森重真人 photo/Getty Images

今季は中盤での起用が増えている森重

2006年に大分トリニータでキャリアをスタートさせた森重真人。2010年には今も在籍しているFC東京に加入し、昨季は公式戦34試合に出場して主力として役割を果たした。若い頃から世代別の代表にも選ばれており、A代表でもプレイ経験を持つ日本を代表するセンターバックの一人である。

そんな森重だが、今季は開幕から[4-3-3]のアンカーでの出場が増えており、ここにきてプレイエリアを広げている。確かに広い視野と安定感のあるフィードを持っている森重をアンカーへのコンバートするのは理にかなっていると言える。しかし、24日に行われたサガン鳥栖戦でのパフォーマンスは少し評価が難しいものであった。

リーグ戦で言えば第10戦のアビスパ福岡戦から連戦でのアンカー起用となった森重。中盤で後方に顔を出して短いパスを繋ぐアンカーとしての役割を果たしていたが、時間が経つにつれて相手からのマークが厳しくなり、消えてしまっていた。

動きから剥がそうとするも、スピードが足りないためかわし切れていなかった。そのため組み立てがサイドに限定されたこともあって鳥栖の堅守を崩し切れなかった。また、守備時の位置が低いためディフェンスラインに吸収される形になってしまい、バイタルエリアでの守備が甘くなっていた。森重だけに原因があるとは言わないが、ここは今後の改善点となるだろう。

後半からはセンターバックの位置に戻って持ち味であるロングフィードや出足の早い守備で後方からチームを支えており、反撃の狼煙を挙げる得点を決めるなど攻守に渡って躍動していた。

森重のアンカー起用もいいが、センターバックでこれだけやれる選手を別のポジションで起用するのも少しもったいない気もしてしまう。今後の起用に注目したい。

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