今季の欧州サッカーも終盤戦を迎え、各クラブは来シーズンに向けた体制づくりに励む時期がやってくる。そんな中、今夏の市場を賑わすビッグディールの移籍があるかもしれない。ユヴェントスのクリスティアーノ・ロナウドだ。
今季イタリアで3シーズン目を迎えるC・ロナウド。加入1年目は「21」、昨シーズンは「31」と得点を重ねており、今季もここまで「25」得点を決めている。過去2年ではセリエAのチャンピオンに輝き、チームの9連覇にも貢献した。
しかし10連覇を目指す今シーズンは逆風が吹いている。現在4位で首位のインテルと勝ち点差は11。優勝どころかUEFAチャンピオンズリーグ出場権すら確定できるかわからない状況にある。5位のナポリとの勝ち点はわずか2と、来季のCLでC・ロナウドが見られない可能性もあるのだ。
そんな中で可能性としてあり得るのがC・ロナウドのCL出場権クラブへの移籍である。一番可能性があるクラブは、古巣でもあるマンチェスター・ユナイテッド。今季はオーレ・グンナー・スールシャール体制3年目となり、一時期は首位に立つなど本来の姿を取り戻し、現在も2位でCL出場権の獲得も十分あるだろう。近年度々取り上げられる移籍の噂だが、今夏いよいよ現実になるかもしれない。
さらにスペインメディア『SPORT』によると、C・ロナウドは今季のチームの成績に不満を持っており、移籍を検討していると報じられている。また移籍のためなら、給与の大幅減額もいとわない様子だ。どのクラブよりもマンUへの移籍が現実的ではないか。
C・ロナウドの姿がないCLは少し寂しい。ユヴェントスが4位以内を確保できれば話は違うだろうが、CL出場権を逃したときは13年ぶりに赤い悪魔への復帰もあるだろう。