来季“個人昇格”を果たす逸材は 30年ぶり2部降格決定のシャルケ

アリなど多くのタレントを揃えるシャルケ photo/Getty Images

最下位から抜け出せず降格が決定

20日に行われたブンデスリーガ第30節のアルミニア・ビーレフェルト戦に敗れ、2部降格が決まったシャルケ。内田篤人氏が過去に所属し、UEFAチャンピオンズリーグではベスト4も経験したクラブが30年ぶりの2部降格という屈辱を味わった。そんなシャルケの選手たちで来季ブンデス1部のクラブへ“個人昇格”を果たすかもしれないシャルケの選手を紹介しよう。

まずはチームのトップスコアラーであるマシュー・ホッペだ。今季、5得点を記録しているアメリカ人MF。わずか17本のシュートで5度ネットを揺らしており、決定率は「29.4」%という数値を出している。またブンデス第15節のホッフェンハイム戦ではプロ初ゴールを決めると、そのままハットトリックを達成するなど最下位に沈むシャルケの希望となった。まだ20歳の逸材に対して獲得を目論むクラブは少なくないだろう。

次に挙げるのはスアト・セルダル。24歳のドイツ人ボランチは、今季は1ゴール1アシストと数字としての結果こそ少ないものの、舵取り役として中盤を支える。敗戦したビーレフェルト戦でもデュエル勝利数は9回と、両クラブで2位タイの数字を誇る。まだまだ伸び代があり結果を残せるようになれば、評価もさらに上がってくるだろう。もう1人はシャルケの攻撃を司るアミーヌ・アリ。チームトップの5アシストで味方の得点を創出する。類い稀なるパスセンスと身体の強さを持ち合わせ、ビーレフェルト戦ではセルダルよりも多いデュエル勝利数「11」を記録し、トップの成績を残した。
その他にも現在リヴァプールへレンタル移籍中で、レギュラーを獲得しているオザン・カバクなど逸材は多い。選手個々では来季もブンデスリーガや欧州の舞台で活躍する選手も出てくるだろう。シャルケの2部降格は決定となったが、選手たちには今後も自らの評価を高めるプレイを期待したい。

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