ワールドクラスへの扉は開かれている ガナーズで磨かれる“19歳”の宝石

アーセナルで着実な成長を見せているサカ photo/Getty Images

前線の切り込み隊長

2020-21シーズンのアーセナルにおいて、最も頼りになっている選手。MFブカヨ・サカ(19)にこのような評価を与えても、そう異論は出ないだろう。プレミアリーグ第31節終了時点で9位と低迷するアーセナルにあって、同選手は数少ない希望となっている。

今季はFWピエール・エメリク・オバメヤンやFWウィリアンといったベテラン勢が不調のなか、前線を引っ張る存在として躍動しているサカ。ドリブル成功数(38回)やキーパス数(34回)、地上戦勝利数(116回)などでチームトップの数字を叩き出しており、今では押しも押されもせぬ主力選手となった。右サイドを担当するようになってから中央へカットインする動きも増え、より決定的な存在になった印象も受ける。

もはや、サカ抜きで前線の構成を考えることは難しい。アーセナルにおいて、同選手はそれほど大きな存在になっていると言っていいだろう。そんな19歳の才能には、同僚も大いに驚かされた様子。ガナーズを最後方から支えるGKベルント・レノは、サカについて次のように語る。

「サカは絶対的なトッププレイヤーになれると思うよ。そういった選手の思考をしているんだ。まだ若いけれど、実際の年齢よりもだいぶ上に感じるね。最近はリーダーシップも出てきた。彼ならば、ワールドクラスとなるのも夢じゃない。今季のアーセナルにおいて絶対的なベストの選手かどうかはわからないけれど、最高のうちの1人であることは間違いないよ。彼と一緒にプレイすることができて、僕はとても幸せだ」(英『talkSPORT』より)

まだティーンエイジャーでありながら、すでにアーセナルでトップクラスの貢献度を誇っているサカ。現在のチーム状態はあまりよくないものの、個人としては世界最高峰のリーグであるプレミアでも十分通用している。特にDFが激しい寄せを見せる同リーグにおいて、キーパス数が増えているのは評価すべきか。アタッキングサードでの思考時間が比較的短いにもかかわらず、常に最高の選択肢を見つけ出すことができているのはポジティブな材料だ。

この調子で成長を続ければ、レノの期待通りサカはワールドクラスのアタッカーとなることもできるだろう。ガナーズで育つ若きゴールデン・レフティー。19歳の物語はまだ始まったばかりだが、今からそのストーリーがどのようなものになるのかが楽しみでならない。

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