イングランドのエースが目指すのは“30代”での完成 ケインの進化はまだ続く

今季トッテナムで素晴らしい活躍を披露しているケイン photo/Getty Images

理想はレヴァンドフスキやC・ロナウドら

2020-21シーズン、ここまでチームの成績こそ芳しくはないが、個人ではキャリアトップクラスの成績を残しているトッテナムのイングランド代表FWハリー・ケイン(27)。昨季までのパフォーマンスも素晴らしかったものの、今季の彼はさらに一皮むけた選手となった印象がある。ここまでプレミアリーグでは17ゴール13アシスト。いずれもリーグトップの数字を叩き出している。

「今季がケインにとって最高のシーズンになる」。先日、英『talkSPORT』はこのように綴っていたが、得点王とアシスト王を同時に獲得する可能性が生まれているだけあって、同メディアがそう考えるのも無理はないだろう。

しかし、いくら素晴らしい結果を残すことができたとしても、今季をケインの最盛期と決めつけるにはまだ早いのかもしれない。他の選手が未だ辿り着いたことのない境地に足を踏み入れつつある今季のケインだが、同選手は自身のキャリアにおける理想は30代でピークを迎えているロベルト・レヴァンドフスキやクリスティアーノ・ロナウドのような選手だと語る。

「レヴァンドフスキは絶対的な存在で、本当に素晴らしい選手だと思うよ。アンビリーバブルなフィニッシャーさ。動き出しも完璧だ。ピッチの上ではどこでも素晴らしいね。特に評価されているのは、ここ5年ほどでの成績だ。30代の前半で、彼は最高の時間を過ごしているんだよ」

「レヴァンドフスキのほかにロナウドやメッシを見ていても、30歳を迎えてから多くの選手がより良いフォームになっているのがわかる。僕もそういう30代になりたいね。まだ27歳だが、多くを学んで改善への努力をし続けたいと思う。彼らのような選手を見るのはモチベーションになるよ。僕もそこに到達することができると確信している。数年後に最高のフォームを手に入れるためにも、今は必死になってプレイしないとね」(英『Daily Mirror』より)

20代の頃から世界的に著名なストライカーとして認識されていたレヴァンドフスキやC・ロナウド。しかし、前者はキャリアハイで最多とそれに次ぐ得点数を30歳となってから達成し、後者は通算770得点のうち実に307得点を30代で荒稼ぎしている。この2人の例を見ても、ケインの全盛期はまだまだこれからという可能性は十分に残されていると考えることができるだろう。「今季がケインにとって最高のシーズンになる」というのは間違いなく称賛の意味合いが強いものの、まだ彼に対して使うべき言葉ではないのかもしれない。

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