CLで強さを示し続けるバイエルン レアル以来の連覇の可能性は 

2点目を決めたチュポ・モティンク photo/Getty Images

ラツィオを退けベスト8に進出

バイエルン・ミュンヘンは、現地時間3月17日に行われたチャンピオンズリーグ1回戦2ndレグでラツィオと戦い2-1で勝利。2試合合計スコア6-2の大差をつけベスト8に駒を進めた。

ラツィオ相手に余裕を持った戦いで次のラウンドに進むことになったバイエルン。そんなドイツ王者に期待されるのは、CLが現行の形になった1992-93シーズン以降、レアル・マドリードしか成し遂げていないCL連覇である。

今季のバイエルンはCLで決勝まで勝ち進んだ昨季から休む間もなくはじまったシーズンで疲れを感じさせながらも、ブンデスリーガでは要所を締めた戦いで首位をキープし、CLの舞台でも無敗と結果はしっかりと残してきている。
チアゴ・アルカンタラがリヴァプールに移籍したものの、ロベルト・レヴァンドフスキ、トーマス・ミュラー、ジョシュア・キミッヒら軸となる主力の顔ぶれは昨季と大きくは変わっておらず、今季も変わらず優勝候補と呼べるメンバーが揃っている。

CLで準々決勝に勝ち進んだ8チームの中でバイエルンに迫る勢いを持っているのがジョゼップ・グアルディオラが率いるマンチェスター・シティ。かつてバイエルンを率いたこともあるスペイン人指揮官の元、今季のプレミアリーグとCLで猛威を奮っている。

もともと攻撃力には定評のあったグアルディオラ率いるチームだが、今季はベンフィカから加入したルベン・ディアスや復活をはたしたジョン・ストーンズを中心に守備も安定感を増した。また、明確なストライカーをおかない“0トップ”システムも機能し、攻撃でも進化した姿を見せ続けている。

そのほかにも昨季のファイナリストであるパリ・サンジェルマンや2年前の優勝チームであるリヴァプールに加えて、レアルやチェルシーといった歴代優勝チームも勝ち進んでいる。王者バイエルンにとってもこれからの戦いが連覇に向けて勝負となるだろう。

ラウンド8の組み合わせ抽選会は現地時間の19日に行われる。マンCやPSGといった相手は避けたいところだがほかにも力のあるチームは控えており、過去レアルしか成し遂げてないところを見てもCL連覇の難しさはあるだろう。

CLベスト8に勝ち進み連覇に向けてその歩みを進めるバイエルン。昨季の王者が欧州の舞台で引き続きその強さを示せるのか。まずは準々決勝での戦いに集中したいところだ。

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