目指すのは“ロッベンの領域” ザルツブルクで育つ19歳のドイツ産ドリブラー

ドイツの世代別代表にも選出されているアデイェミ photo/Getty Images

「いつかは彼のようなドリブラーに……」

近年、ドイツ・サッカー界には未来のスター候補が次々と出現している。代表的な選手でいえば、MFカイ・ハフェルツ(21、チェルシー)、MFフロリアン・ヴィルツ(17、レヴァークーゼン)、FWユスファ・ムココ(16、ドルトムント)、MFジャマール・ムシアラ(18、バイエルン・ミュンヘン)あたりを挙げることができるだろう。

しかし、彼らのほかにもドイツにはまだ逸材がいる。オーストリアの絶対王者で頭角を現す19歳の活躍も決して見逃すことはできない。その19歳とは、ザルツブルクに所属するFWカリム・アデイェミだ。

前述したような選手たちと比べればネームバリューはないかもしれないが、ここ最近はアデイェミも急速に評価を上昇させている。今季はここまで公式戦27試合に出場して4ゴール6アシスト。スタメン起用される試合はそれほど多くないが、同選手は少ないプレイタイムの中でも確実に結果を残している。

そんなアデイェミが持つ最大の武器は、なんといってもそのドリブル技術だ。同選手は抜群のスピードを駆使した突破で相手DFをスルスルと躱していく。ザルツブルクではCFとして起用されることも多いが、その姿はかつてバイエルン・ミュンヘンなどで活躍した元オランダ代表MFアリエン・ロッベンを彷彿とさせるものがある。なお、ここまでのドリブル成功率は51.61%(31回中16回成功)。プレイタイムが限られており、尚且つ中央の密集地帯で残しているスタッツと考えればなかなかに印象的な数字と言えるだろう。

「モデルはアリエン・ロッベンだよ! 彼のドリブルやタフなフィニッシュはいつだって僕を興奮させた。いつかは彼のようなドリブラーになりたいね。今は中央を任されているけれど、ゆくゆくはウイングとして勝負したい。僕のスピードや1対1での強さを活かすなら、そのポジションの方が良いと思うんだ。サネやニャブリのような役割をこなすことができると思うよ」(独『Sport Bild』より)

このように、本人もモデルはロッベンと語っている。現在はCFとしての出場が多いアデイェミだが、希望通りウイングを任せられることとなれば、今よりもさらに注目される存在となるか。2018年夏にはチェルシーも目をつけていたとされ、ポテンシャルの高さは十分。現時点でこそヴィルツやムシアラといった同世代の逸材と肩を並べるほどではないかもしれないが、ブレイクした際にアデイェミがどこまで優秀なドリブラーとなれるか今から楽しみだ。

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