立ちはだかるB・フェルナンデスの壁 マンUで苦しむオランダの若き司令塔

マンUで苦しい状況が続くファン・デ・ベーク photo/Getty Images

ファン・デ・ベークには時間が必要

マンチェスター・ユナイテッドの指揮官を務めるオーレ・グンナー・スールシャール監督が、同クラブに所属するオランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベークについて口を開いた。

現在23歳のファン・デ・ベークは母国の名門アヤックスの下部組織出身で、2015年にトップチームデビューを果たした。徐々に出場機会を増やし、2017-18シーズンにはレギュラーへ定着。同シーズンはリーグ戦34試合に出場して11ゴール6アシストの大活躍を見せた。その後も着実に成長を遂げ、欧州最高峰のコンペティションであるチャンピオンズリーグなどでも存在感を発揮すると、この若き逸材に多くのビッグクラブが興味を示し、2020年夏にマンUへ加入することとなった。

近年のエール・ディビジやCLでの活躍により、マンUの即戦力として期待されたファン・デ・ベーク。CLのグループリーグやカップ戦では全試合に出場しているものの、リーグ戦では10試合の出場にとどまっている。そのうちリーグ戦のスタメン出場は2試合のみで、直近3試合はピッチに立つことができていない。新天地への適応に苦しんでいるのか、思うような出場機会を得られていないのだ。

こういった現状もあり、母国オランダでは「すぐに荷物をまとめろ!」など、厳しいメディアの評価が飛び交っているという。そんな中、インタビューに応じたスールシャール監督へファン・デ・ベークに関する質問が飛んだ。指揮官のコメントを英『Mirror』などが伝えている。

「彼はクオリティの高い選手だ。少し時間を要する選手の例もたくさんある。我々のクラブもそうだが、他のクラブにもそういった例はある。彼を気にかけている人、その中でも特に我々のためにベストを尽くしてほしいと思っている人にとっては、静かでいてほしくないと思っているだろうけどね。私は彼と話し合いをしているし、我々が彼をどれだけ評価しているのかを繰り返し伝えてきたよ」

ファン・デ・ベークが主戦場とするトップ下のポジションには、ここまでリーグ戦16試合に出場して11ゴール7アシストと、チームに最も欠かせない選手となっているポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスが君臨する。近年の活躍を見ればファン・デ・ベークの才能に疑いはないが、この圧倒的なパフォーマンスを披露するライバルの存在も、同選手の出場時間が限られている要因となっている。ライバルを押し除けてポジションを勝ち取るのか、新たなポジションで指揮官の信頼を勝ち取るのか、はたまたオランダメディアなどが指摘するようにレンタルといった移籍を決断するのか。ただ、ファン・デ・ベークのマンUでの旅はまだまだ始まったばかりで、B・フェルナンデスとの共存なども含めて、今後のプレイや指揮官の采配に注目が集まる。

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