ミランが狙う身長188cmの大型MF “NEXTポグバ”と称される21歳への注目

リーグ・アンで首位を走るリールの中盤を牽引するスマレ photo/Getty Images

ショボスライからターゲット変更

今冬、東欧の超有望株の獲得に失敗したACミランは、新たなターゲット確保に向けて早くも動き出したのか。ロッソネリがフランスで躍動する21歳の大型MFに目をつけたようだ。

冬の移籍市場にて、かねてよりザルツブルクに所属するハンガリー代表MFドミニク・ショボスライを狙っていたとされるミラン。チームに負傷者が続出し中盤の枚数にも不安を抱えるなか、この若き逸材MFは喉から手が出るほど欲しい人材だったと言える。しかし、ショボスライが移籍先として選択したのはブンデスリーガのRBライプツィヒ。かなり熱心に移籍交渉を行ったとされるミランだが、結局ハンガリーの宝石をチームに引き入れることは叶わなかった。

とはいえ、冬の移籍市場における中盤の補強を諦めるわけにはいかない。そこで、ミランは別の有望株にターゲットを変更したようだ。その有望株とは、リール所属するU-21フランス代表MFブバカリ・スマレ(21)。同選手は非凡なボールテクニックとパスセンスを武器に中盤で違いを作るテクニシャン。それでいて、身長188cmのサイズを活かしたフィジカルバトルも得意としている。これらの特長から、彼はフランスで“NEXTポール・ポグバ”や“NEWヤヤ・トゥレ”なんて呼ばれることも。ショボスライの獲得失敗は残念だったが、その代役としてスマレが加わることとなればミランにとって全く問題はないだろう。
しかし、気になるのはその移籍金。伊『calciomercato』によると、今夏リールはスマレに関してニューカッスルから3500万ユーロ(約44億円)程度のオファーを提示されたようだが、それを拒否したという。ミランが獲得に動くとなれば、それ以上の金額が必要になってくるか。ショボスライ獲得のために約2500万ユーロ(約31億5000万円)程度を用意していたとされる同クラブだが、金銭に関する懸念は今後ついてまわることとなるかもしれない。

今冬の移籍市場で中盤に実力者を加えたいミランだが、はたして彼らは無事このMFを確保することができるのだろうか。リールもリーグ・アンでは現在首位を快走中。貴重な戦力であるスマレを手放すことには大きなリスクが伴うだけに、彼を巡る交渉は難航することとなるかもしれない。

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