50本も打って“0得点” ゴール決まらぬアーセナルの気になる数字

ウィリアンも長距離砲を持っているが…… photo/Getty Images

得点を奪う武器が少ない

本当にこのまま調子は上がらないのだろうか。ミケル・アルテタ率いるアーセナルが下位に沈んだままだ。

リーグ戦で最後に勝利を収めたのは11月1日のマンチェスター・ユナイテッド戦のことで、そこからまさかの7戦連続白星無しだ。まるで下位クラブのような成績となっており、順位も15位と残留を心配しなければならない位置にある。

やはり気になるのは攻撃力の部分か。リーグ戦で複数得点を奪ったのは2-1で勝利した10月4日のシェフィールド・ユナイテッド戦が最後となっており、明らかに得点力が不足している。

ピエール・エメリク・オバメヤン、アレクサンドル・ラカゼットなど前線にトップレベルのタレントは揃っているため、対戦相手もアーセナル攻撃陣のことを警戒はしているはず。守備的に戦う意識を持っているチームもあり、ポゼッション率でアーセナルが上回る機会も多い。例えば0-1で敗れたバーンリー戦もアーセナルのポゼッション率は65%、1-2で敗れたウォルバーハンプトン戦では57%、0-3で敗れたアストン・ヴィラ戦も59%を記録するなど、ボールを動かしているのはアーセナルの方だ。

問題はここからどうゴールへ繋げるのか。今季はクロスの多さが話題となっているが、これがあまりゴールに繋がっていない。さらに気になるのがペナルティエリア外からのシュートだ。

セバージョスも今季リーグ戦無得点 photo/Getty Images

14試合を終えて僅か12得点

ラインを下げてゴール前を固める相手に対してはミドルシュートも時に有効な武器となるが、何と今季アーセナルがリーグ戦でペナルティエリア外から決めたゴールの数はゼロ。他の19クラブは少なくとも1点は決めており、エリア外から1点も決めていないのはアーセナルだけだ。

右サイドからカットインしてシュートを放つスタイルを持っているFWニコラ・ペペはエリア外から10本、MFブカヨ・サカが7本、オバメヤンも6本、中盤で創造性を持つ数少ない選手の1人であるダニ・セバージョスが5本、強烈な左足を持つMFグラニト・ジャカも5本、フリーキックも得意とするFWウィリアンは4本放つなど、チーム全体ではエリア外から50本のシュートを打っている。しかしこれが1つもゴールに繋がっていないのだ。

エリア外からのシュートに脅威を感じないとなれば、相手も引いて守りやすくなるのではないか。オバメヤンやペペのカットインからのシュートは気になるが、ジャカやトーマス・パルティ、モハメド・エルネニー、セバージョスらMF陣の得点力はそこまで高くない。

サイズがある選手も少ないため、クロスによる攻撃にも怖さは感じない。対戦相手とすればオバメヤンやラカゼットといったストライカー陣のスピードやペナルティエリアでの動き出しにさえ気を配っていれば、その他の攻撃は脅威ではないのではないか。

リーグ戦14試合を消化して僅か12得点。アーセナルには得点を奪う武器が限られている。(数字は『WhoScored.comより』)

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