欧州最高級の“ミドルシューター軍団”へ ナポリの攻撃を支える一つの形とは

圧巻のミドルシュートによる2得点を含め、クロトーネ相手に4-0で快勝したナポリ photo/Getty Images

リーグ総得点の3割がPA外から

イタリア・セリエAで好調をキープする今季のナポリは、リーグでも屈指の攻撃力を誇るチームに仕上がっている。ここまでリーグ戦10試合を終えて積み上げたチーム得点数は「24」。これはセリエAでインテルに次ぐリーグ2位の好成績だ。イルビング・ロサーノ(5得点)、ロレンツォ・インシーニェ(4得点)、ドリース・メルテンス(4得点)ら前線のタレントがバランスよくゴールを積み重ねている今季のナポリ。対戦相手の選手たちからしてみれば、まず誰を止めればいいのかわからない彼らを相手にするのは一苦労と言えるだろう。

現地時間6日に行われたセリエA第10節のクロトーネ戦でも、ナポリの攻撃陣は火を吹いた。前節のASローマ戦に続き、同クラブはまたも対戦相手を4-0というスコアで撃沈。前線のキーマンとなるはずだった新加入のナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンを怪我で欠きながらも、ナポリ攻撃陣は2試合で大量8得点を奪い好調をキープしている。

そんなナポリ攻撃陣において、ひとつキーポイントとなっているのがミドルシュートの精度。実は今季、彼らがリーグ戦で奪った24得点のうち、実に7得点がペナルティエリア外から放たれたシュートによるものなのだ。割合にすれば29.2%。クロトーネ戦でもインシーニェとMFディエゴ・デンメが少し遠目の位置から強烈なミドルシュートでゴールを奪ったことからも、その精度の高さは見て取れる。前線にそれほど高さがないナポリだが、彼らはそれを選手個々のシュートセンスで補っている。

なお、このPA外からのシュートによる7得点という数字は、欧州5大リーグ全体で見てもバイエルン・ミュンヘンの8得点に次ぐ2位となっている。2020-21シーズン、欧州でもトップクラスの“ミドルシューター軍団”となっているナポリ。昨季はセリエAで7位と悔しい結果に終わった同クラブだが、この大きな武器を手にした彼らは今季こそ悲願のスクデットを獲得することができるか。今後もナポリの選手たちが繰り出す精度の高い中距離ショットには注目したいところだ。

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