好調時の実力は本物
今季のバルセロナ攻撃陣で良いスタートを切ったのはMFフィリペ・コウチーニョとFWアンス・ファティだ。コウチーニョはトップ下の位置で躍動し、17歳のファティも序盤戦だけで一気にブレイクした。
特にファティは左ウイングのポジションを確保したようにも思えるが、ファティに負けじと指揮官ロナルド・クーマンにアピールしている選手がいる。
バルセロナで4シーズン目を迎えたFWウスマン・デンベレだ。開幕当初はあまり出番が増えなかったが、現在はファティが負傷離脱している。デンベレにとってはチャンスなのだ。
2日に行われたチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節のフェレンツバローシュ戦ではフル出場し、1得点1アシストを記録。得点を決めたこともそうだが、このゲームでは左サイドを中心に自由自在なドリブルを披露。相変わらずドリブルのリズムは独特で、好調時は手がつけられない。
スペイン『MARCA』はデンベレがバルセロナでリーダーになれると主張しており、フェレンツバローシュ戦のパフォーマンスで手応えを掴んだサポーターも多いはず。
バルセロナ加入以降のデンベレは怪我が続いたり、夜遊びや食生活の乱れを指摘されるなどネガティブな話題も多かった。デンベレ獲得に1億500万ユーロも費やしたバルセロナの判断は失敗かとも思われたが、4シーズン目にして正解となるのか。