ベルギーの“NEXTスター”の判断は正しかったのか 仏で手にする出場機会

レンヌではCLの部隊も経験しているドク(左) photo/Getty Images

リヴァプールやアーセナルも関心を示していたようだが……

ベルギーが生んだ次世代のスター候補は、今夏にアンデルレヒトからフランスのレンヌへ移籍する決断を下した。

その選手の名は、18歳FWジェレミー・ドクだ。すでにA代表デビューも経験し、得点まで奪っているドクはアンデルレヒトでプレイしていた頃より有名な存在だった。エデン・アザール、ケビン・デ・ブライネに続くベルギーのNEXTスター候補と言っていい。

当然ドクに関心を示すビッグクラブは多く、英『Daily Star』によればアーセナルのスカウトを務めていたジョエル・クラハイ氏もドクに接触したことがあると語っている。
アーセナル、リヴァプールからの関心も寄せられていたようだが、それでも当時のドクが選んだのはアンデルレヒト残留だった。そして今夏にレンヌ行きを選んでおり、10代ながら冷静な判断と言えよう。ビッグクラブに行くより、まずは出番を確保できる環境を選んだ方が上手くいくことも多い。

ドク本人もベルギー代表の先輩FWロメル・ルカクからアドバイスを受けていたそうで、当時はアンデルレヒトに残る方がいいと判断したと振り返っている。

「ルカクは残るようにアドバイスをくれた。僕の両親はリヴァプールへ行って欲しかったようだけど、僕は残りたいと言ったんだ」

今夏移籍したレンヌではリーグ戦6試合、チャンピオンズリーグ5試合に出場しており、アーセナルやリヴァプールに比べて出番を確保しやすいクラブなのは間違いない。まずはレンヌで結果を出し、そこで初めてビッグクラブ行きを検討しようとの考えか。

18歳という年齢を考えれば焦る必要はない。また近いうちにビッグクラブによる争奪戦が始まるはずで、今はまだレンヌで地道に経験を積んでいく段階だ。

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