どこを任されてもブレない“超・万能戦士” ドイツで輝く若きアメリカ代表MF

ライプツィヒで複数のポジションをハイレベルにこなすアダムス photo/Getty Images

21歳MFが明かす活躍の秘訣

近年、アメリカ人の若手有望株が多数上陸を果たしているドイツ・ブンデスリーガ。ドルトムントのMFジョバンニ・レイナ(18)やブレーメンのFWジョシュ・サージェント(20)など、注目すべきタレントは多い。近年ではFWクリスティアン・プリシッチ(ドルトムント→チェルシー)やMFウェストン・マッケニー(シャルケ→ユヴェントス)といった、同リーグでプレイしてから他国のビッグクラブへとステップアップしていく選手も出てきている。

そんななか、RBライプツィヒにも将来有望な若きアメリカ代表戦士がいる。21歳のMFタイラー・アダムスだ。2019年1月にニューヨーク・レッドブルズから加入した同選手は、今季ここまで公式戦10試合に出場。若いながらも、ユリアン・ナーゲルスマン監督率いるライプツィヒの重要な存在として活躍している。本職の中盤だけでなく、右SBや3バックの右CBもこなせる彼のユーティリティ性には、指揮官も大いに助けられていることだろう。

そんなアダムスは複数の役割をこなすにあたって、ピッチ上でどんなことを意識しているのだろうか。本人の話によると、常に心掛けているのはどんなポジションでも自分のスタイルを変えないこと。アダムスはこれについて次のように語る。ブンデスリーガ公式サイトが伝えた。

「たとえどのポジションを任されることになっても、重要なのは自分のスタイルを崩さないことなんだ。複数のポジションを任されるにあたって、この意識はかなり僕のことを助けてくれたよ。ナーゲルスマンは、戦術的なバリエーションが世界中でもトップクラスに多い指揮官だ。試合中にも、うまく機能していない部分があれば容赦なくセットアップを変更することがある。でも、それは選手たちの特長を無視して行われるものじゃない。僕はそれに気づいたんだ。たとえ右SBを任されているときでも、中盤の選手のようにプレイすることは結構あるよ。これこそ、僕がいろいろなポジションでプレイできている秘訣なんだ」

そのポジションで求められる役割に自身のプレイを寄せていくのではなく、むしろ様々な位置でもブレずに自分の良さを出していくことが大事と語ったアダムス。指揮官は自分の特長を完璧に理解した上で、違うポジションを任せている。アダムスが持っている考え方は、ナーゲルスマン監督との間にそういった信頼関係が構築できている証とも言えるだろう。この若きアメリカ代表MFが順調に成長することができているのは、優秀な指揮官と共闘していることも大きく関係していると言えそうだ。

“戦術オタク”と評判の若手指揮官の下で、すくすくと育っている21歳のアメリカ代表MF。ユーティリティ性能の高い選手は最終的に器用貧乏となってしまうことも多いが、彼の場合はその問題も心配いらないか。どのポジションでも“自分の良さ”をブレずに発揮することができる万能戦士。ライプツィヒを支えるアダムスのさらなる成長に期待したい。

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