アーセナルに主力売却したクラブが絶好調? 複雑なリール、アトレティコの順位

今夏アーセナルへ加わったウィリアン photo/Getty Images

アーセナルの方は結果が出ず

今季開幕前、アーセナルへの期待はそれなりに大きかった。守備陣から攻撃陣にかけてまずまずの補強を行うことが出来たからだ。

問題視されていた最終ラインではフランスのリールからDFガブリエウ・マガリャンイスを獲得し、同じくフランスのサンテティエンヌから19歳のDFウィリアム・サリバも合流した。この2人で強固な最終ラインを築けると期待していたサポーターも多いはず。

しかし、フル稼働しているのはマガリャンイスだけだ。サリバの方は指揮官ミケル・アルテタの信頼を勝ち取ることができていない。昨季サンテティエンヌで一緒に活躍した19歳のDFウェスレイ・フォファナは今夏加入したレスター・シティでポジションを確保しつつあるだけに、サリバと大きく差がついてしまったのは残念だ。

中盤ではアトレティコ・マドリードからMFトーマス・パルティを獲得。アーセナルにとっては念願の大型守備的MFとなり、パルティはチャンピオンズリーグでもプレイしてきた実力ある選手だ。そして前線にはチェルシーを退団したベテランのウィリアンを補強。プレミアリーグの環境を理解しているウィリアンの獲得もチームにとっては大きなプラスだったはずだ。

ところが結果は期待とかけ離れている。アーセナルはリーグ戦10試合を消化して4勝1分5敗の14位と大きく出遅れており、早くも優勝争いからは脱落したと見ていい。

さらに悔しいのはウィリアンを手放したチェルシーがリーグ戦3位、パルティを手放したアトレティコが2位、マガリャンイス、さらに昨夏にFWニコラ・ペペまでアーセナルへ手放したリールが2位と、今夏アーセナルと取引したクラブがいずれも好調を維持しているところにある。

また今夏には昨季終盤にブレイクしたGKエミリアーノ・マルティネスをアストン・ヴィラへ売却したが、10月にはそのアストン・ヴィラに0-3の完敗を喫してしまった。この時もアストン・ヴィラのゴールを守っていたのはマルティネスで、アーセナルにとっては悔しい結果となってしまった。

選手とは関係ないが、昨年11月末にアーセナルの指揮官を解任されたウナイ・エメリがビジャレアルで結果を出していることもアーセナルサポーターにとっては複雑か。アーセナルでのエメリの成績は決して良いとは言えなかったが、今指揮しているビジャレアルはリーガ・エスパニョーラ3位だ。エメリも実力ある指揮官なのは間違いない。

アーセナルはここから上位を目指せるのか。開幕前の期待が大きかっただけに、序盤戦の出来にはサポーターも落胆していることだろう。

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