3番手FWが一気に1番手へ? チェルシーで巻き起こる“6人”の壮絶サバイバル

ゴールを喜び合うジルーとアスピリクエタ photo/Getty Images

贅沢すぎる悩みが生まれた

フランク・ランパード率いるチェルシーに勢いが出てきた。

今夏には攻撃陣にティモ・ヴェルナー、ハキム・ツィエク、カイ・ハフェルツの即戦力3枚を揃えたが、興味深いのは彼らに負けじと既存戦力が奮闘していることだ。

スタメンを確保しようと互いに切磋琢磨する関係が出来上がっており、上記の新戦力3人に加えて長身のFWタミー・エイブラハム、今季から10番を任されるFWクリスティアン・プリシッチ、成長の兆しを見せているカラム・ハドソン・オドイ、そして2日のチャンピオンズリーグ・セビージャ戦で4得点と大爆発したオリヴィエ・ジルーもアピールを続けている。
ハフェルツを中盤の選手とカウントしても、今のチェルシーでは6人のアタッカーが[4-3-3]の前線3つのポジションを争っていく構図が出来上がっている。ローテーションを実施したセビージャ戦で4-0と大勝出来たのは大きく、ランパードは実に贅沢な悩みを抱えることになった。

特に大きなサプライズとなったのがジルーで、センターフォワード3番手と考えられていた男は今や1番手にすべきかどうかが議論され始めている。

セビージャ戦でのジルーは得点部分以外も印象的で、空中戦勝利数もチームトップタイとなる4回を記録。34歳になった今も相変わらず空中戦に強い。ターゲットマンとしてジルーほど頼れるプレイヤーもいないだろう。

序盤戦は前線の各選手が懸命にアピールしたが、ランパードの中での序列はどう変わっていくのか。チーム内サバイバルは今後も激しさを増していきそうだ。

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