前節バレンシア戦でもPK3本決められる
現在レアル・マドリードのゴールを守るティボー・クルトワは世界トップクラスのGKと評価されている。レアル移籍当初こそ評価を落としたが、昨季は堅守を軸にリーグ制覇を達成。再びクルトワの評価が上がることになり、今ではレアル不動の守護神だ。
しかし、クルトワにも物足りないところはある。スペイン『MARCA』が気にしているのは、PKに関するデータだ。
レアルは21日にビジャレアルと対戦し、1-1で引き分けた。レアルの失点はPKによるもので、76分にクルトワがFWサミュエル・チュクウェゼを倒してPKを献上。それをジェラール・モレノに決められてしまった。クルトワはコースを読んでいたのだが、長い腕を懸命に伸ばしても届かなかった。
クルトワはレアルに加入してから全部で15回PKに対応しているのだが、止めたのは1本のみ。15本中13本がゴールとなり、1本はクルトワがセーブ、残る1本は相手のミスとなっている。ワールドクラスのGKと評価されるクルトワが1回しかセーブ出来ていないのはやや寂しいか。
何よりレアルは前節のバレンシア戦を1-4で落としているが、そのうち3点はPKによるものだった。もう1点はDFラファエル・ヴァランのオウンゴールとなっており、何とも後味の悪い失点が続いている。
今回のビジャレアル戦でもPKからゴールを許すことになり、レアルのサポーターがクルトワのPK対応に疑問を抱くのも無理はない。チャンピオンズリーグなど短期決戦ではPK戦にもつれ込むこともあり、今のクルトワのデータでは大きな期待をかけるのは難しいか。