“お小遣い”ほどの金額で手にしたスペインの真珠 イニエスタ2世候補の輝き

バルセロナのペドリ photo/Getty Images

もう移籍金額分の活躍は果たしている

フィリペ・コウチーニョ、ウスマン・デンベレ、アントワーヌ・グリーズマンなど、近年のバルセロナは超高額な移籍金でスタープレイヤーを引き抜いてきた。

彼らも魅力的なタレントではあるものの、最も理想的な補強は安価で優秀な選手を引き抜くことだ。

その点から考えると、バルセロナが昨夏にラス・パルマスからの獲得を決めた17歳MFペドリは近年のバルサ・ベスト補強と言っていいかもしれない。
17歳と若いこともあるが、バルセロナがペドリ獲得に費やした金額はたったの500万ユーロだ。

スペイン『MARCA』は「ペドリに支払った500万ユーロはお小遣い程度に見える」と主張。すでにペドリが移籍金額を遥かに超えるレベルのパフォーマンスを披露していると絶賛するのだ。

0-1で敗れたものの、先日のヘタフェとのリーグ戦でも同メディアはペドリを前半最高のプレイヤーと評している。

さらに5-1で勝利した20日のチャンピオンズリーグ・グループステージ第1節フェレンツヴァローシュ戦では得点まで奪っている。アンス・ファティに負けず劣らず、ペドリも17歳とは思えぬレベルのプレイを継続しているのだ。

アンドレス・イニエスタ2世とのプレッシャーをかけすぎるのは良くないだろうが、ペドリには間違いなくそれに近い才能がある。

テクニックは極めて高いレベルにあり、バルセロナのスタイルにも合っている。昨夏のうちに500万ユーロでペドリ獲得をまとめた一件は、数年後に振り返った時にバルセロナのベスト補強と言えるものとなっているのではないだろうか。

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