超攻撃的SBが最大の強みを活かせない 思った以上に大きいV・ダイクの不在

A・アーノルドはこの状況をどう打破していくか photo/Getty Images

A・アーノルドの攻撃にも影響が

今や世界最高峰の攻撃型サイドバックとして、その地位を確立しているリヴァプールのイングランド代表DFトレント・アレクサンダー・アーノルド。この22歳は抜群のキック精度と果敢な突破を武器に、若くしてワールドクラスと呼ばれるまでに成長した。しかし、今後しばらくはその圧倒的な攻撃力も鳴りを潜めてしまうのだろうか。現地ではそんな懸念が渦巻いている。

それは一体なぜか。周囲が気にしているのは、オランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクの離脱によってA・アーノルドのプレイに制限がかかっているのではないかいうことだ。いくら超攻撃的なプレイスタイルといえど、彼もDFに分類される選手であることは間違いない。これまではある程度自身が背後を取られても、最終的に中央でファン・ダイクが失点を防いでくれていた。しかし、現在はDF陣における最後の砦が離脱したことによって、彼が攻守のバランスをいつも以上に気にしなければいけなくなっているのだ。

これが本来の持ち味である攻撃面にも悪影響を及ぼす可能性が高い。実際、現地時間21日に行われたチャンピオンズリーグのアヤックス戦においては、A・アーノルドに好調時のような思い切りの良さはほとんど感じられなかった。時折良いプレイは見せるのだが、試合を通して見れば攻守両面においてどちらも中途半端だったと言わざるを得ないだろう。勝利こそしたが、このアヤックス戦でリヴァプールの問題点は明確となった。

「思うに、トレントは誰よりもファン・ダイクを恋しく思っているはずだ。もちろん、私がそう考えるのは彼が攻撃的な選手だからだよ。トレントは守備力に不安が残る選手だけど、彼が抜かれてもほとんどのピンチをファン・ダイクが片付けてくれていたからね。この状況をどうするか、トレントは考えなければならないよ」

英『Daily Mirror』によると、クラブOBのマイケル・オーウェン氏もA・アーノルドが置かれている状況についてこのように発言している。守備を機にするという選択は決して間違っていないのだが、それによって自分の長所を生かしきれなくなってしまったA・アーノルド。ファン・ダイクの離脱は守備ばかりでなく、リヴァプールの攻撃にも大きな影響を与えることとなっている。

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