立ち上がりはやや苦戦気味
他クラブを圧倒する大型補強で一気にチームを強化し、リーグ制覇も狙えるのではないかとの期待を集めるチェルシー。
しかし、立ち上がりは少々ネガティブだ。王者リヴァプールには完敗を喫し、格下のWBAとも3-3で引き分けた。
さらにリーグ・カップの方でもトッテナムにPK戦の末敗れてしまい、ここまでは思うような結果が出ていない。
英『Daily Mail』も今夏に2億ポンド以上注ぎ込みながら、大失敗に終わる可能性があると心配している。
何よりの問題は守備だ。ここはチアゴ・シウバを補強したが、初陣のWBA戦では3失点と守備が崩壊。まだセンターバックのペアも確定していないところがあり、指揮官フランク・ランパードは早急に守備を立て直さなければならない。
中盤、前線も同じだ。実力あるプレイヤーは揃っているが、まだランパードの中でベストイレブンが固まっていないのではないか。
前線ではティモ・ヴェルナーが今夏の目玉新戦力の1人となっているが、ヴェルナーもセンターフォワード起用かウイング起用かが定まらない。
レヴァークーゼンから獲得したカイ・ハフェルツのベストポジションがどこなのかも探っていく必要があるだろう。
アヤックスから獲得したMFハキム・ツィエクも合わせ、新戦力を早い段階でフィットさせていかなければ優勝争いに絡むことは難しい。
早くも一部のサポーターからは結果への不満が聞こえ始めているが、ランパードはいつチームを固められるのか。立ち上がりは鈍いものとなっている。