コンテもパフォーマンスに満足
複数失点している守備は修正ポイントとなるだろうが、今季のインテルは開幕から攻撃陣が元気だ。
開幕節はフィオレンティーナとの打ち合いを4-3で制し、30日に行われたベネヴェント戦は5-2の勝利だった。
ロメル・ルカク、ラウタロ・マルティネスと決めるべき2人が2試合連続でネットを揺らしていることも特徴的で、今季のインテルは破壊力抜群だ。
伊『Inter TV』によると、指揮官アントニオ・コンテも攻撃陣の奮闘を喜んでいる。
「チームの戦いを楽しく見ている。昨季のプロジェクトをさらに前進させているし、攻撃のクオリティは増しているね。しかしながら、さらなるバランスが必要だ」
ベネヴェント戦では昨季までドルトムントでプレイしていた快速ウイングバックのアクラフ・ハキミにもゴールが生まれており、攻撃の幅は明らかに広がっている。
ハキミのスピード、第3FWとして頼りにしたいアレクシス・サンチェス、セットプレイのキッカーとしての活躍も期待できるDFアレクサンダー・コラロフ、攻守両面で活躍できるMFアルトゥーロ・ビダルと、インテルの攻撃陣は脅威だ。
守備の部分も安定すれば、王者ユヴェントスを捕まえることも十分に可能だろう。今季こそインテルが頂点に立つシーズンになるのではないか。勢いよくスタートを切った攻撃陣にサポーターも期待をかけているはずだ。