ルカク、ラウタロだけじゃない インテルで切り札となる“3番手FW”の存在

インテルのA・サンチェス photo/Getty Images

攻撃のオプションは格段に増えた

今のインテルを前線から引っ張るのは、怪物FWロメル・ルカクと相棒のラウタロ・マルティネスだ。

この2人は昨季も連携抜群で、それは今季も変わらない。ボールを収められるルカク、ゴール前での感覚に優れるマルティネスと、相性も完璧だ。

しかし、忘れてはならないのが3番目の実力者だ。2人を休ませたい時、さらに先日のフィオレンティーナ戦のようにビハインドを跳ね除けたい時に登場するFWアレクシス・サンチェスである。
マンチェスター・ユナイテッドでは苦戦を強いられたが、サンチェスはワールドクラスの実力を持つアタッカーだ。3番手FWとしては豪華な選択肢と言えよう。

先日のフィオレンティーナ戦は終盤の連続ゴールで4-3と逆転勝利を収めたドタバタの一戦だったが、伊『Gazzetta dello Sport』も途中出場したサンチェスに7点と高い評価をつけている。

サンチェスにゴールこそなかったが、攻撃のリズムを作るうえで十分すぎる貢献を果たしたとの評価なのだろう。

フィオレンティーナ戦のような展開はなるべく避けたいが、ベンチにサンチェスが控えているのは大きい。

後半からは快速ウイングバックのアクラフ・ハキミも攻撃にアクセントを加えており、インテルの攻撃は確実にオプションが増えている。

フィオレンティーナ戦の劇的勝利から波に乗れる可能性もあり、ユヴェントスを捕まえるなら今季か。

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