リヴァプールに揃った“フロントスリー第2部隊” 複数タイトル狙う準備整った

リヴァプールの南野 photo/Getty Images

今ならローテーションも可能

長らくリヴァプールで不可能と思われていたのが、最強フロントスリーに代わるアタッカーたちを見つけることだった。

モハメド・サラー、サディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノの3人は絶対的な存在であり、リヴァプールがタイトルを獲得するためには3人がフル稼働するしかない。

いつでも攻撃は3人に頼りきりとの印象もあったが、今は少し違う。地道な補強により、彼らをサポートする優秀なバックアッパーが揃ったのだ。
これまでのジェルダン・シャキリ、ディボック・オリギだけではない。今冬に加わった日本代表FW南野拓実、今夏ウォルバーハンプトンから獲得したFWディオゴ・ジョッタと、今のリヴァプールはバックアッパーに計算できるアタッカーが顔を揃えている。

リヴァプールに加わったジョッタ photo/Getty Images

英『90min』もシャキリ、成熟した南野、4500万ポンドも投じたジョッタの3人で新たなフロントスリーを形成できると主張しており、リヴァプールに前線のローテーションというアイディアが生まれつつある。

破壊力はサラー、マネ、フィルミーノのトリオに敵わないだろう。しかしシャキリ、南野、ジョッタの第2部隊もそれなりに強力だ。

ローテーションすることでサラーやマネの負担を軽減し、重要なゲームで実力を引き出すことができるはず。

またリーグ戦に加えて国内カップ制覇など複数タイトル獲得の目標も見えてくる。イングランド支配も不可能ではないはずで、リヴァプールの成功はもう1つのフロントスリーがどこまで機能するかにかかっていると言ってもいいだろう。

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