イタリアの問題児は今季どこへ? ブレシア退団は既定路線だが……

今夏の去就に注目が集まっているバロテッリ photo/Getty Images

ジェノア行きの話が進んでいる

はたしてイタリアの問題児は、今季どのクラブでプレイすることとなるのか。

これまでインテルやマンチェスター・シティ、ACミラン、リヴァプールなど、欧州の名門クラブを渡り歩いてきた元イタリア代表FWマリオ・バロテッリ。昨夏の移籍市場で戦いの舞台を母国イタリアへ戻し、セリエAへ昇格したブレシアへ移籍した。幼少時代に過ごした縁のあるクラブということもあり、大きな期待を背負って加入するも、リーグ戦19試合に出場してわずか5ゴールと、思うような活躍を見せることができず。チームも1年でセリエBへ降格することとなってしまった。

それだけでなく、昨季は再び問題児としての行動が話題に。新型コロナウイルスによるリーグ戦の中断に、再開へ向けて動き出したチームの方針に従わず、体調不良を理由に招集を拒否し続けた。リーグ戦再開後も1試合も出場がないまま2019-20シーズンを終えており、一部メディアは「すでにブレシアはバロテッリを見切った」と報じるほどだ。ブレシアと2022年までの契約を結んでいるが、クラブとの確執により契約解消は既定路線と取り上げられていた。
ただ、2020-21シーズンが開幕した今もなお、バロテッリに関してクラブからの正式な発表はない。そんな中、伊『Gazzetta dello Sport』などいくつかの伊メディアが、バロテッリの去就に関しての現状を報道。どうやら代理人のミーノ・ライオラ氏によって、ジェノア行きの話が進められているようだ。話が持ちかけられた当初、バロテッリはこの移籍をためらっていたようだが、現在は個人的な話を進めているという。

なお、ジェノアの新たなディレクターはかつてバロテッリを高く評価し、パルマへ連れてこようとしたダニエレ・ファッジャーノ氏。今でもバロテッリを評価しているようで、延長オプションが組み込まれた1年間契約で、話をまとめようとしているとのことだ。

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