なぜファン・デ・ベークを優先した マンUの補強策に疑問の声は絶えない

ファン・デ・ベークも優秀な選手ではあるが…… photo/Getty Images

CFやCBの獲得が最優先のはずだった

今夏、アヤックスからオランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベークを獲得し、中盤の層に厚みが出たマンチェスター・ユナイテッド。昨季猛威を振るったブルーノ・フェルナンデスとポール・ポグバに彼を加えたことで、赤い悪魔の中盤はさらに上のレベルに到達するか。今季参戦するチャンピオンズリーグを見据えて、彼らは頼れるMFをチームに加えている。

しかし、その一方で周囲からはもっと他に補強すべきポジションがあったのではとの声が上がっている。マンUが今夏移籍市場で最優先すべきはセンターフォワードやセンターバックだったのに、なぜ枚数が揃っている中盤の補強に動いたのか。ファン・デ・ベークも優秀な選手ではあるのだが、急を要する補強ポイントではなかったとこの動きに疑問を投げかける人は少なくない。

そんな中、かつてプレミアリーグで活躍したピーター・クラウチ氏もこのマンUの補強方針には疑問を抱いているようだ。同氏はマンUが継続してドルトムントFWジェイドン・サンチョの獲得を狙っていることにも触れながら、赤い悪魔の移籍市場における動向について英『Daily Mail』へ次のように語っている。

「私は今夏のマンUに対して大きな期待を寄せていたが、マーケットでの動きを見て困惑しているよ。ドニー・ファン・デ・ベークは確かに素晴らしい選手だが、彼らは補強に関して明確なビジョンを持っていないように見える。ポール・ポグバとブルーノ・フェルナンデスがいるのに、なぜファン・デ・ベークが必要だったんだい? 本当に必要だったのはウルブズのラウール・ヒメネスのような選手だったはずだ」

「それから、守備を強化する必要もあるのに、彼らはなぜかジェイドン・サンチョの取引に夢中だ。ハリー・マグワイアのパートナー探しは急務だというのにね。決してサンチョを貶めようとしているわけではない。彼は素晴らしい選手だ。しかし、アントニー・マルシャル、マーカス・ラッシュフォード、メイソン・グリーンウッドといった選手がいるのに、どうして彼らはこれ以上ウイングを求めるんだ。彼に1億ポンドを費やすなら、他のポジションに投資した方が良いのにね」

ストロングポイントをさらに強化するよりも、マンUは今夏移籍市場で弱点の克服に努めなければいけなかったとクラウチ氏。確かに、ヴィクトル・リンデロフのパフォーマンスが不安定な中で彼らが優先すべきは最終ラインの補強だと言えるか。まだマーケットは開いているが、この先マンUは選手補強に関してどのような手を打ってくるのだろうか。ファンが求めているのは、攻守にバランスの取れたスカッドの形成だ。

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