ついに真のリーダーに君臨する時 バイエルンを支える“神出鬼没の司令塔”

バイエルンのキミッヒ photo/Getty Images

チアゴの移籍で中盤に固定も

決して派手なプレイスタイルでこそないものの、昨季3冠を達成したバイエルン・ミュンヘンには誰もがその実力を認める極上のパサーがいる。ドイツ代表MFジョシュア・キミッヒである。

中盤の底、サイドバック、時にはセンターバックと、あらゆるポジションでゲームメイクができる同選手は、今のバイエルンに欠かせない存在だ。神出鬼没の司令塔。誰よりもピッチを自由に動き回り、誰よりもボールに触れる彼のプレイスタイルを一言で表現するならば、こういった呼び名になるだろう。

そんなキミッヒに今季も期待を寄せるのが独『sport1』だ。同メディアは共に昨季バイエルンの中盤を支配していたMFチアゴ・アルカンタラが移籍した穴を、精神的にも埋められるのは彼しかいないと主張。いよいよキミッヒが真のリーダーに君臨する時がきたと次のように綴っている。
「昨季までのキミッヒはチーム事情によってプレイするポジションを変えていた。それでも常に輝いていたのは彼のポテンシャルの高さがあったからだろう。しかし、今季その便利屋的な扱いはついに変わるはずだ。チアゴがリヴァプールへと移籍した今、バイエルンは新たな中盤のリーダーを求めている。それにこの上なく適しているのがキミッヒだ。アヤックスからセルジーニョ・デストさえ補強できれば、キミッヒは中盤に固定されることだろう」

「ピッチ外でも彼の影響力は強い。バイエルンで過ごした5年間で、キミッヒはクラブの中心的存在としてファンの人気を獲得している。また、その性格は規律正しく、チームを引き締める役割を担っている。さらに今夏加入したレロイ・サネの話によると、彼を一番積極的に加入したのはキミッヒだったという。ピッチの中でも外でも、彼がバイエルンに与えている影響力というものは計り知れないレベルに到達している」

プレイ中でもピッチの外でもバイエルンの中心となっているキミッヒ。チアゴが移籍したことでその影響力は一層強くなっていくのだろうか。バイエルンに欠かせない神出鬼没の司令塔。キミッヒの活躍からは今季も目が離せない。

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