21世紀に入ってからのチェルシーで最も偉大だったセンターバックは誰なのか。これは間違いなくジョン・テリーだろう。
守備能力はもちろん、チームをまとめる圧倒的なリーダーシップがテリーにはあった。
現在フランク・ランパードが指揮するチェルシーは全体的に若い構成となっており、テリーのような存在感を放つ選手は見当たらない。
そんなチェルシーにとって、現在獲得候補に挙がっているパリ・サンジェルマンDFチアゴ・シウバは最適な人材ではないのか。
シウバは35歳を迎えており、センターバックとしてのピークは過ぎたと言っていい。しかし、経験からくる読みの鋭さやリーダーシップの部分は今も健在だ。
パリは23日にチャンピオンズリーグ決勝でバイエルンと戦い、0-1で敗れた。シウバは惜しくもタイトルを逃したわけだが、英『Daily Mail』はそのパフォーマンスを非常に高く評価している。
今季のチェルシーは失点も多く、最終ラインにもリース・ジェイムズやフィカヨ・トモリら経験の浅い若手が目立つ。彼らにとってシウバのようなベテランは貴重なお手本となるに違いない。
テリーの後継者が35歳のシウバなんて信じられない話に思える。それでも同メディアはシウバがテリー退団以降のチェルシーで最高のセンターバックになれるかもしれないとまで能力を称賛しており、チェルシーにとって大きなプラスになると見ている。
前線にティモ・ヴェルナー、ハキム・ツィエクらも加わる来季のチェルシーは全体的に改革のイメージが強い。
そうした個性の強い面々を束ねていくベテランが必要で、シウバほどピッタリな人材はいないかもしれない。
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