来季のトップ4入りへ大物獲得へ動くのかと期待される中、アーセナルではひっそりと若手の補強が行われている。
先日にはハダースフィールドのU-19チームを退団した19歳のMFティム・アキノラを獲得。ほぼ無名に近い存在だが、中盤でかなりアグレッシブに戦える選手だという。
まずはアーセナルのU-23カテゴリーで技を磨いていくことになるのだろう。
それだけではない。英『Football London』によると、現在は永遠のライバルであるトッテナムに所属してきた20歳のDFジョナサン・ディンゼイ獲得へ近づいているという。
残念ながらトッテナムではトップチームで出番を掴むことができなかったのだが、アーセナルはディンゼイに可能性を見出したのだろうか。若手とはいえ、やはりライバルのトッテナムからアーセナルへ向かうケースは注目を集める。
全く経歴は異なるものの、英『Daily Mail』は2001年にトッテナムからアーセナルにフリーで移籍した元イングランド代表DFソル・キャンベルのことを回想している。
当時イングランド屈指のセンターバックだったキャンベルのアーセナル移籍は、まさに禁断の移籍だった。仮にディンゼイがアーセナルでブレイクできれば、キャンベルの記憶がさらに呼び起こされることになるかもしれない。
アーセナルが若手育成に力を入れているのは明らかで、今季もブラジルのイトゥアーノから獲得したFWガブリエウ・マルティネッリが大ブレイクした。
マルティネッリも無名に近い存在だったが、今やサポーターの間でも大人気の選手だ。誰?と思わせたところから大ブレイクさせるのが育成の醍醐味でもある。
果たしてアキノラやディンゼイは無名からスターへジャンプアップできるのか。裏で着々と進むアーセナルの若手補強も忘れてはならない。
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